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「あきらめる」健康法-片づける習慣をもつ。

 「あきらめる」とその瞬間、自律神経のバランスが整います。
 自律神経には交感神経(プラス方向)と副交感神経(マイナス方向)があり互いにバランスを取りながら生体を調節しています。ストレスフルの現代では交感神経が過剰に優位となり一方加齢に伴い副交感神経が低下していきます。このため自律神経のバランスが乱れ様々な体調不良を引き起こします。悩みや心配事のストレスにより心が乱れ「くやしい」、「つらい」、「困った」といった感情は誰もがもっています。そうゆう時こそ「あきらめる」事が大切です。「あきらめる」はギブアップではなく前へ進むための「明らめ」です。あれこれ考えていてもどうしようもない、だったらもう考えずに前へ、別の方向へ進もうということになります。「あきらめる」とその瞬間呼吸が安定し自律神経のバランスが整います。
 「あきらめる勇気」を持つ為の習慣として、片づける習慣を持つということがあります。気分がむしゃくしゃした時、部屋を整理整頓すると気持ちがスッキリして落ち着くという経験は誰もがあると思います。片付け=掃除、整理整頓になりますが、この行動により副交感神経が活発となり自律神経が安定することは科学的にも証明されています。但しあれもこれも一気にすべてを片づけようと欲張るとすべて出来づにかえって自律神経が乱れてしまいます。週に何日か、今日はここと1か所場所を決めて片づけると効果的です。
(小林 弘幸著 自律神経を整える「あきらめる」健康法から)
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「あきらめる」健康法-朝の過ごし方で一日が決まる。

 「あきらめる」とその瞬間、自律神経のバランスが整います。
 自律神経には交感神経(プラス方向)と副交感神経(マイナス方向)があり互いにバランスを取りながら生体を調節しています。ストレスフルの現代では交感神経が過剰に優位となり一方加齢に伴い副交感神経が低下していきます。このため自律神経のバランスが乱れ様々な体調不良を引き起こします。悩みや心配事のストレスにより心が乱れ「くやしい」、「つらい」、「困った」といった感情は誰もがもっています。そうゆう時こそ「あきらめる」事が大切です。「あきらめる」はギブアップではなく前へ進むための「明らめ」です。あれこれ考えていてもどうしようもない、だったらもう考えずに前へ、別の方向へ進もうということになります。なぜなら「あきらめた」瞬間呼吸が安定するからです。スランプの時は通常呼吸が浅くなっています。これでは交感神経が過剰になりいいことがありません。あきらめると自然に呼吸が安定します。安定すると副交感神経が上昇し全身の血行が良くなります。
 「あきらめる勇気」を持つ為の習慣として、まず朝の過ごし方が挙げられます。朝、余裕をもって行動することによりゆっくりと副交感神経から交感神経にシフトすることができます。朝から慌ただしくバタバタ動いてしまうと一気に自律神経のバランスが乱れてしまいます。夜更かしせず早く寝て早く起きる。洗面、着替え、食事、出勤等ゆっくりと余裕をもって行う。これだけでも呼吸が安定しその日1日、自律神経が整った状態で過ごすことができます。
(小林 弘幸著 自律神経を整える「あきらめる」健康法から)
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「あきらめる」健康法

 自律神経を整える「あきらめる」健康法。
 これは順天堂大学小林弘幸先生の著書の一つです。氏は最近も多くの著書を書いておられますが、2013年初版のこの本が先生の著書の始めに相当するものと思われます。私自身この本を読んで実践してみてとても救われました。
 年齢とともに自律神経のバランスが乱れてしまいます。すなわち副交感神経系(リラックス系)の回復が悪くなってしまい、結果として交感神経(戦闘モード系)が常に優位となり常にイライラ、ハカハカという状況に陥ってしまいます。「あきらめる」とその瞬間、副交感神経が回復し自律神経のバランスが整います。
 「あきらめる」という言葉はnegativeな印象があるかもしれません。我々の世代は「あきらめないで最後まで全力で頑張る」という事がごく普通のことでした。これを背負って年を重ねていって、様々な困難、ストレスが立ちはだかっても「あきらめずに頑張ろう」と頑張り続けてしまいます。交感神経が亢進し過ぎ体のバランスが乱れ様々な不調が出てくると思います。
 ここでいう「あきらめる」とは「ギブアップ」ではなく「もう仕方ない」と「物事を明らめる」こととなります。次から次に湧いてくる妄想、心配事が芋づる式に膨らみ悩みが増えていきます。「あきらめる」ということは感情や妄想に振り回されることなく、今の自分を冷静に見つめて苦しんだり悩んだりしている原因を明らかにしていくこととなります。
(小林 弘幸著 自律神経を整える「あきらめる」健康法 から)
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インフルエンザ警報が発令されました

 先日宮城県でインフルエンザ注意報が発令されました。
 インフルエンザ患者が定点医療機関に1週間で1人受診すれば「流行入り」、10人受診しれば「注意報」、30人を超えれば「警報」となります。注意報レベルとなると流行の発生前であれば今後4週以内に大きな流行が発生する可能性があることを意味しています。仙南保健所管内で10を超えており注意報になったようです。一方市内では下表の如く若林区のみ17とおおいもののその他の区ではごく少数となっています。これはたまたま局所的な発生が重なったことや、まだコロナ禍の為定点医療機関においても受け入れ検査が十分できていないことによると推測されます。当院ではインフルエンザ患者さんは週に1人程度で経過しています。注意は必要ですがコロナ禍以前のような患者数にはならないと考えます。
 インフルエンザ対策もコロナ対策と同様です。まだまだ寒い日が多いですが一方で少しずつ日が長くなり陽も春めいてきています。気を抜かずに頑張りましょう。
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副腎疲労とは?

 先日テレビ番組で「副腎疲労」に関するものがありました。またこれに関する書物もいくつかあるようです。
 それでは「副腎疲労」とは何者なのでしょうか?
 この概念を提唱されている先生方は「仕事、家庭、経済、人間関係などのストレスや、偏った食生活や運動不足といったライフスタイルの乱れによって副腎の機能低下が続くと、ホルモンバランスが乱れ、慢性的な疲労、精神不安、食欲不振、下痢、アレルギー症状などの様々な症状を引き起こす病態」と解説しています。また副腎皮質ステロイドホルモン(コルチゾール)とDHEAのバランスによって病期を分けて評価しているようです。しかしこの病態は医学的に確立されたものではなく、診断基準も確立されておらずまた治療法も確立されたものはありません。民間的治療が試みられているようです。
 副腎には髄質と皮質があり髄質からアドレナリン、皮質から主に副腎皮質ステロイドホルモン(コルチゾール)、アルドステロン、DHEA等の性ホルモンも産生されています。なかでもアドレナリンとともにコルチゾールは強力なストレスホルモンで生体維持になくてはならないものです。さらに脳下垂体-副腎皮質系は自律神経系とも密接に関連していますので、各種のストレスが自律神経やホルモンバランスに悪影響を及ぼすのは当然のことで、これは原因ではなく結果と考えられます。前述のような症状がすべて副腎疲労として扱われることに一抹の不安もあります。ですから昔大学で副腎を勉強していた自分にとってはこの「副腎疲労」というものにやや違和感を感じます。
 いずれ各種ストレスは自律神経やホルモンバランスに悪影響を与え種々の身体不調を引き起こします。ストレスのない人はいませんのでまずはストレスとうまく付き合う試みが必要でしょう。これはちょっとした気持ちの転換で可能になることもあると思いますので自分なりのストレス対処法がみつかればと思います。
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新年明けましておめでとうございます。

 新年明けましておめでとうございます。
 本年も皆様に良質な医療を提供できますよう、安心感と元気を感じて頂けますよう職員一同努力していきたいと思いますので宜しく願い申し上げます。
 ここでいう良質な医療とは
「科学的根拠に基づいた医療を、患者さん個々の背景などを十分考慮した上で十分な説明と共に提供し、患者さんにも十分理解して頂いた上で実践する医療。尚且つ患者さんに安心感と元気を感じて頂ける医療」
と考えております。
 この事を日々実践するのは簡単なようで実はとても難しいことです。しかしこれは内科医院としての当院の、内科医としての私の最も基本となることと考えておりますで、これからも常に意識していきたいと思っています。
 昨年末から当院でもインフルエンザの患者さんがみられるようになりました。お正月明けにはインフルエンザの患者さんが増加することも予測されます。ここ2年インフルエンザはほぼみられませんでした。ウィルス干渉や感染予防の徹底の為といわれていましたがはっきりとした原因は不明でした。では何故今年はインフルエンザが増えているのか?これもはっきりとした理由は分かりません。
 いえることは油断せず感染予防を継続すること、日々の体調管理に気を付けること、かといってあまり神経質にならないことでしょうか。
 今年でコロナ禍4年目となります。コロナがごく普通のものとなり日々の生活が元に戻ることを期待しております。
 本年も宜しくお願い致します。
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一年間ありがとうございました。

 本日で令和4年も最後となりました。
 一年間ありがとうございました。
 コロナ禍3年目、皆さんにとってどんな年でしたでしょうか?
 当院では産休育休明けのスタッフ2人が復帰し看護スタッフが通常戦力に戻りました。この為夏の特定検診、基礎検診は例年以上の受診者数でしたがあまりお待たせすることなくスムーズに行う事が出来ました。同様に夏のコロナワクチン4回目、10月のインフルエンザワクチン、11月からのコロナワクチン5回目もスムーズに行えたと思っております。
 一方でコロナ禍ゆえかなりの診療制限をせざるを得ない状況で大変申し訳なく思っております。風邪症状の方はそれに準じた対応が必要な為、動線分離専用スペースが用意できないものの奥の処置室の一角で診察しております。時間を区切って診察していますが風邪症状の受診者が多いとお断りせざるを得ない状況が多々ありました。大変申し訳ございませんでした。
 コロナ禍でも定期通院患者さんや高血圧、糖尿病、甲状腺などの新患患者さんの診察は決して手は抜かずに行うことを自分自身の目標としておりました。しかしコロナワクチン接種が重なったり、風邪症状の方が重なったりするとどうしても十分な時間がとれずに診察を終えてしまう事も多かったと思います。ひとえに私の力不足でありご容赦頂ければと思います。
 世界では普通にウィズコロナとなりましたが、日本だけワクチン接種回数は多いのに感染者数は世界一が続いています。死亡率が低いのはワクチンの効果といっていいのでしょうか。もう普通でいいと皆思っていると思いますがこの3年でコロナ脳になってしまい中々そうも行かないかもしれません。
 とはいえ来年が皆さんや私達にとって良い年になるようお祈り致します。
 それでは皆様良いお年をお迎え下さい。
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「グルーヴ」の重要性。

 先日、日本アロマセラピー学会が完全WEBで開催され聴講しました。その中で「グルーヴ」という言葉がでてきました。
 昭和大学の小口江美子先生の講演です。先生はリハビリや認知症予防、健康維持目的にアロマ+音楽運動療法を行っておられます。楽しい軽体操(リズミカルで心地良い動き、グルーヴ感のある音楽)が快感情の脳内回路を刺激し前頭葉も活性化され認知機能増進が期待できるとのことです。ここでグルーヴ感のある音楽ということで「グルーヴ」の説明もありました。本来はジャズ、ファンク、ソウルロック等で使われるようですが音楽知覚認知の研究上は「音楽を聴いていて身体を動かしたくなる感覚」という定義だそうです。
 以前「幸せホルモン・セロトニン」のシリーズで記載しましたがリズミカルな運動はセロトニンを上昇させ、リラックスしているけど集中力はあるという落ち着いた状態を導き、また自律神経のバランスも安定し更に人にとって最も大切な「共感脳」も刺激します。アロマ+グルーヴは最強の組み合わせでしょう。
 最近グルーヴしていますか?
 私の若い頃はバブルでディスコブーム真っ最中でした。当時私もディスコ大好きでうまくは踊れませんがイモ洗い状態の中、音楽に合わせてただ身体を動かしているだけでとても楽しくいい気持ちになっていました。まさにこれはセロトニン上昇の為だった訳です。しかしその後ディスコは消滅。数年前までは好きなアーチスト達のライブによく行ってましたが引退や消滅でライブロス状態に。そしてコロナ禍です。
 一人でも音楽を聴いてリズミカルに身体は動かせます。しかしディスコやライブのように周囲に多くの人がいることが必要なようです。私同様グルーヴロスになっている方は多いと思います。人間にとって大切な「グルーヴ」。再びグルーヴを感じられる日が来ることを期待しています。
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1日1回空を見上げる。

 11月も天気のいい日が続いています。秋の空を眺めていますか?1日1回でいいので空を見上げてみて下さい。大きく両手を広げて、体を反らせて。そしてゆっくり深呼吸をしながら。季節の空気を感じることができると思います。たったこれだけのことですが自律神経のバランスが整います。自然の中に身を置くとそれ自体で自律神経のバランスが良くなると言われています。更に森林などの中であれば樹木の出すいわゆるフィトンチッド(樹木が産生放出する揮発物質)の影響でリラックス効果(副交感神経亢進)も倍増します。しかし毎日公園や森林を散歩するのは無理と思います。ですから天気の良い日に大きく空を見上げて季節の空気を感じてみる。試してみて下さい。
 順天堂大学の小林弘幸先生の自律神経関連の著書を読んで興味を覚え早5-6年でしょうか。私自身も大学医局時代は高血圧と自律神経の関連を研究しており自律神経には詳しいつもりでしたが小林先生の著書は目から鱗でした。それ以来あれこれ試しこのブログにも記載してきましたが、私自身体調がいいのは,またここ3年来まったく風邪もひかないのは自律神経のバランスが保てているからだと密かに思っています。
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マイナンバーカードが利用できるようになりました。

 当院でも先日からマイナンバーカードが保険証として利用できるようになりました。
 ご存じのように来春からすべての医療機関でマイナカード利用導入が義務づけられることになりました。全く誰がいつどのように決めたのか、法的根拠はあるのか甚だ疑問ですがマイナカード利用を行わない医療機関は保険医療機関取り消し(すなわち閉院、廃院)になるかもしれないとのことです。これに逆らえる医療機関はありませんのでこれをもって全ての医療機関はマイナカード利用の手続きを進めることになります。一方マイナカード普及が進まない為国民はマイナカードがないと医療機関を受診できないと脅かしをかけられた訳です。総理はマイナカードがなくても医療機関を受診できるよう配慮すると釈明していましたが。
 今迄時に「おたくではなぜマイナカードが使用できないのか」とお叱りを頂いたことがありました。これからはご利用できますのでマイナカードをお持ちの方は是非ご利用下さい。まだマイナカードと保険証を紐づけされていない方も当院の読み取り機で紐づけすることができます。そして同意頂ければ患者さんの薬歴や特定健診の結果を私が確認することができます。ただ何となく丸裸にされているようで見るほうもあまり気分のいいものではありません。またマイナカード利用がなくても医療機関側のメリットとして保険証期限切れ等の確認がとれるようなシステムです。時に期限切れの保険証で受診される方がおりますがこのような場合受付時点で分かるようになります。
 他にも普及し慣れてくれば色々メリットもあるかも知れません。
 まずはご利用頂いてこちらも慣れていきたいと思いますので宜しくお願い致します。
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インフルエンザワクチン接種を行っております。

 10月からインフルエンザワクチン接種を行っております。
 ここ2年はインフルエンザの流行はみられませんでした。コロナの感染対策がインフルエンザ予防にも効果的であったとの意見もあります。その通りと思いますがそれだけではないと誰もが感じておられると思います。しかし他の要因を明確に説明できる説はないようです。推測の域ですがウィルス干渉(コロナが流行しているのでインフルエンザが抑えられた?)があったのではと思われてる方も多いかと思います。
 それでは今年はインフルエンザは流行するのでしょうか?一昨年、昨年ともコロナとの同時流行が心配されましたが実際はありませんでした。昨年は南半球のバングラディシュ、インドでインフルエンザの流行がみられていた為心配されましたが日本では大丈夫でした。しかし今年は南半球オーストラリアであちらの冬にあたる6-8月に大流行が認められ、更に今回海外からの入国制限もなくなり今年もインフルエンザの流行が懸念されています。このような理由で日本感染症学会では2022-2023年シーズンのインフルエンザワクチン接種を推奨しています。
 今年度のインフルエンザワクチン供給は十分量が確保されているようです。
 当院では例年通り予約なしで行っております。現在のところいつでも接種可能です。万が一在庫が途切れた際にはホームページでお知らせしたいと思いますので宜しくお願い致します。
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カード支払い可能になりました。

 今月からお会計にカード支払いが可能となりました。今迄はカード支払いが不可であった為、お会計のとき「現金だけなんすね、現金ないので銀行でおろしてきます」という方が時におられました。時代の流れもありいずれはキャッシュレス決済の導入をと考えていましたが、手数料などのこともあり決めかねていた所でした。
 私自身今迄は現金主義で、ヨドバシカメラで買い物をする時はカードを使いますがそれ以外は全て現金で、1円玉、10円玉の小銭の入った財布はいつもパンパンでした。ところがある時からPayPayを利用し始めた所とても便利であることに気付きました。以来ほとんどの支払いをPayPayで済ますようになりました。
 このような事もあり遅ればせながら当院でもキャッシュレス決済の導入となりました。各種クレジットカード、交通系カードに対応しておりますがPayPayにはまだ対応しておりません。いずれ導入を検討したいと思います。
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一掃除二信心

 一掃除二信心とは、まず最初にすることは掃除である。信心はその後からだという禅語です。
 お寺では毎朝早くから庭の掃き掃除や廊下の雑巾掛けが行われています。これはお寺を綺麗にする為ですがもちろん修行の一つでもあります。なぜなら掃除をすることにより晴れやかで落ち着いた心を得ることが出来るからです。すなわち自分の心を掃除していることになります。
 掃き掃除や床の雑巾掛け等の掃除は一般的に一定のリズム運動となります。このリズム運動が幸せホルモンセロトニンを分泌させます。更に無心で行うことも大切です。あれこれ考えず掃除をしているといつの間にか無心の状態になります。この行為によりセロトニンが活性化され自律神経のバランスがとれたいい状態、穏やかですっきりとした心を得ることができます。私達も片付けや掃除した後はスッキリした気持ちになると思います。
 一日五分でもいいので試してみて下さい。出来れば朝、毎日。玄関の掃き掃除でも鏡磨きでもいいと思います。心が整うのを自覚できると思います。
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オミクロン対応ワクチンが始まります。

 前々回オミクロン対応ワクチンの今後の予定に関して記載しましたが、思ったより早くワクチン接種が開始となります。国から自治体への発送も始まり早いところでは今月末から接種開始となるようです。
 当初は武漢+BA1ワクチンが供給されます。現在4回目の接種券のある方はこの接種券で新しいワクチン接種を受けることができます。4回目接種が済んでいる方はBA4+BA5ワクチンが冬前に開始となる予定です。この夏の7波はBA5でしたがBA1ワクチンでもある程度効果があるとのことです。
 仙台市では現在配給調整中ですので10月から開始されると思います。但し多くの方は4回接種終了していますので対象者は少数と思います。多くの方は冬前の5回目ということになります。一体何回接種すればいいのかと皆うんざり気味ですが次の5回目で終了、後は年1回となることを願っています。
 7波もピークを越えつつありますがまだ感染者数分では多い状況です。集団免疫が成立されるまで続く可能性もあります。一方でオミクロンでは重症化は少ない事は事実で陽性者、濃厚接触者の待機期間も短縮されました。色々なイベントも再開されてきました。今迄通り注意しながら一方で行動範囲活動範囲を広げていく時期のようです。
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秋バテにご注意下さい。

 昨日のニュース番組で秋バテ対策に関する内容がありました。
 秋バテとはなんでしょうか?
 夏の暑さで今一つ体調が戻らない所に9月にかけて温度が低下して気温差の為に自律神経がバランスを崩し、怠さ、食欲不振、不眠、集中力低下、胃腸症状等を引き起こす状態、という考えでいいと思います。
 今朝もとても気温が低く薄着では寒い位です。また9月にも気温が上がる日もあり、朝夕の気温差が大きくなります。風邪を引き易い季節ですので体調管理に一層の注意が必要です。
 対策は食事、体を温める食材、例えばショウガ、トウガラシ等、十分な動物性蛋白質を意識して。温度差対策は足元は温めて、冷えていれば上着で調節を。そして入浴。夏の間はシャワーのみの方も多かったと思いますが温めのお湯にしっかりつかって体の芯を温めましょう。
 もちろん秋バテの原因は自律神経の乱れですので自律神経のバランスを整える行動も意識しましょう。呼吸法、運動、笑う、いい香り、いい音楽、情動の涙等です。一方コロナ禍で「安らぎホルモン」オキシトシン欠乏状態が続いています。オキシトシンは自律神経にも大きく関係しています。オキシトシンを増やす行為はスキンシップ(タッチ)ですが人と人の距離を保つコロナ禍では限度があります。しかし食事(胃腸のタッチ)や運動(関節のタッチ)もオキシトシンを増やすとされていますので意識してみて下さい。
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オミクロン対応ワクチンに関して。

 先日、国は10月中旬を目途にオミクロン株対応ワクチンの接種を開始すると公表しました。
 今迄4回接種してきたワクチンは2年半前の武漢株のもので、今年年明けから流行し続けているオミクロン株に対しては重症予防効果は期待できるものの発症予防効果は限定的でした。
 モデルナとファイザーがオミクロンBA.1対応の2価ワクチン(武漢株とオミクロン株)をほぼ完成させているようです。現在流行中のBA.4/5対応ワクチンも開発中とのことですが、現在の流行を鑑みなるべく早く接種開始できるBA.1で開始予定となったようです。BA.5に対しても抗体価上昇が期待できるとのことです。しかし国が示したデータではBA.1に対しては中和抗体は1.7倍程度上昇すると記載されていますがBA.5については「BA.1に対する中和抗体価の上昇よりは低い」との記載のみです。
 このワクチンが本当に10月から開始となるのかはわかりません。実際は予定より遅れると思います。また現在高齢者の4回目接種がほぼ終了しましたが4回目からの間隔も未定のようです。NHKニュースで以下のような図が示されていましたが実際こんな感じかなと思います。この件で4回目接種を躊躇されている方もおられますが、専門家も重症化リスクのある方は4回目をすぐ打つよう推奨しています。あまり悩まず時期がくれば接種を考えるというスタンスでいいと思います。
 昨年の今頃、当時の菅総理は「ワクチンがすべて」とワクチン接種を加速させ当時流行していたデルタ株から高齢者を守りました。しかし現在は当時と状況は大きく変わりワクチンがすべてではなくなっています。今迄通り出来る感染予防は継続する。我々もいつ自分が感染するかひやひやで結構なストレスです。ストレスは免疫力を低下させます。少し楽観的でいた方がいいのかもしれません。
オミワクチン

HbA1c測定器を更新しました。

 糖尿病の診断、治療評価の指標となるHbA1c(約2ヵ月の血糖値の平均)に関してです。
 当院ではHbA1cは院内の装置で迅速測定し診察時に説明し治療効果の指標として使用しています。しかし今迄使用していたいくつかの装置(抗原抗体法、光電光度法等)はやや不安定で値のバラツキが気になっておりました。そして検査センターで測定したHPLC法(高速液体クロマトグラフィー)との相関も悪くなっている傾向にありました。HPLC法は最も精度と分解能が高い方法です。多くの大規模試験でもHPLC法が使用されてきました。今迄HPLC測定器は診療所として使用するには高価で大型なものでしたが最近は手頃な装置も多く、であれば当院でもHPLC法で測定したいとのことで装置を更新しました。
 実はHPLC法に関して私はいい思いがありませんでした。30年前大学医局に入局した際当時の研究グループの上司からHPLC法でカテコールアミンのシナプス前の代謝産物を測定する仕事を与えられました。結構時間を費やしましたがカラム詰まりやデータが不安定で結局失敗に終わってしまいました。HPLCの管理の大変さを経験したので今回大丈夫か?と思っていましたがそれは昔の話で現代の装置は問題ないようです。
 今迄、「今月のA1cは、あれ?なんか高い?」ということがあったと思いますが今後はなくなると思います。今迄以上に糖尿病患者さんの管理に努めてまいりたいと思います。
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改めて呼吸を意識してみましょう。

 先日NHKの番組で呼吸法により体調改善が認められるという内容のものがありました。適切な呼吸法と呼吸ストレッチが有効であるとの内容だったと思います。
 呼吸法は自分自身で体調をよくすることができる最も簡単で最も有効な方法です。私はセロトニンDojoの有田秀穂先生の著書で多くを学びましたのでこの呼吸法を氏の提唱する「セロトニン呼吸法」と呼ばせて頂きます。
 「吐くときは丹田(お腹の臍の下5-8cmの部)を意識して絞り、吸うときは自然に吸う」というものです。姿勢を正して(立っても腰かけても可)あごを軽く引いて肩から腕の力を抜く、姿勢が整ったら静かに下腹を絞っていきを吐く。吐く時間は5-10秒で。吐き切ったらたた力を抜くだけで3秒程度で自然に息が入ってきます。これを5分から始め20分程度できれば理想的です。
 この呼吸法により脳内伝達物質、俗に幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが上昇します。セロトニンは報酬・満足のドパミン神経、闘争のノルアドレナリン神経を抑え心のバランスを保ちます。元気でかつ穏やか、そして落ち着いた状態です。またセロトニンは人間にとって最も重要な「共感脳」も活性化します。更にセロトニン呼吸法により副交感神経(リラックス系)が優位となり心拍低下、全身の血管も広がり血行も良くなります。他にも自律神経のバランスが整いますので心身ともに調子がいい状態を実感できると思います。
 この暑さの中マスクをしていると誰でも呼吸が苦しくなります。そんな時は人混みでなければマスクを外しセロトニン呼吸を試して下さい。また仕事の合間、寝る前にも行ってみると効果が実感できると思います。
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熱中症にご注意下さい。

 梅雨に入ったばかりですがここ数日は夏日が続いています。この暑さの為か今迄調子の良かった自分も少しまいってしまいました。軽い怠さ、頭痛、食欲低下等です。先週は1週間陽が照りませんでしたが急に梅雨が明けたように暑くなったのが原因と考えています。この落ち着かない天候は最近はずっと同じ状況です。春以降も温度差、気圧の変化が大きく、いわゆる気象病的な症状の方が多くおられました。今回は急に気温が上がりましたので熱中症に注意が必要となりました。
 私達の体温調節、血圧、脈拍、胃腸の動き等はすべて自律神経が調節してくれています。自律神経の中枢は脳幹部にありそこから細い神経線維が全身の内臓、手足の隅々まで張り巡らされているイメージです。急に暑くなると汗をかいて、皮膚の血管を拡張させて体温が上がらないよう調節してくれています。しかし自律神経の仕事量が多くなるとエネルギーを消費し様々な症状が出現してしまいます。
 予防法は冷房をうまく使用し水分をこまめに補給することです。また自律神経のバランスをなるべく維持することも大切です。以前記載したように自律神経のバランスを維持する(副交感神経を上げる)方法とは、ゆっくりとした腹式呼吸(丹田呼吸)、ゆっくり行動する、ゆっくり話す、よく笑う、いい香り、いい音楽、そしていい涙、となります。また片付け方、掃除をすることも自律神経のバランスを整え心の安定を導きます。これと運動も必要と思います。適度な運動も自律神経のバランスを整え幸せホルモンセロトニンを増加させます。まだ暑くない早朝か夕方に体を動かすようにして下さい。冷房の効いた室内でのスロースクワット、つま先立ち等でもいいと思います。そして十分に栄養を摂って、ゆっくり入浴し、睡眠時間を確保するということになります。意識してみて下さい。
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4回目コロナワクチン接種について。

 4回目のコロナワクチン接種が始まります。対象は3回目接種から5カ月経過した60歳以上の方となります。60歳未満でも基礎疾患を有する方、BMI30以上の肥満の方、重症化リスクが高いと医師が認めた方も接種可能です。1月中に3回目接種を終えられた方には既に接種券が届いていると思います。3回目接種が2月以降の方には順次発送される予定です。
 4回目接種の目的は重症化予防となります。オミクロンに関しては発症予防効果は期待できないことを国が認めた形となりました。しかし海外での報告では発症予防効果も低いものの無い訳ではありません。また期待できる重症化予防効果の期間もあまり長くはないようです。この辺は4回目接種が進んだ海外での一部のデータしかありませんのでこれからと思います。
 この辺をどう理解して接種をどうされるかは個人の考えでよろしいかと思います。今迄3回接種しており引き続き万が一の際の重症化予防の為接種されることを私は勧めています。当院ではご高齢の方はほぼ皆さん4回目接種を希望されておられますが中には3回目副反応が酷かった為もういいという方や何回も何回ももううんざり、という方もおられます。
 それでは60歳未満で基礎疾患がある方で希望者はどれ位おられるか?今回は接種対象外となった医療従事者、介護従事者はそのまま対象外か?4回目接種が進んでくるとこの辺も変わってくるかもしれません。
 当院では6月20日から4回目接種を行います。今迄通り定期通院中の方にはお電話もしくは定期受診時に日程を決めていきます。定期通院中以外の方でもご希望の方はお問い合わせ下さい。
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