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発熱患者さんの対応について。

 新型コロナ感染症患者数が増えている中、10月から仙台市では発熱患者さんの相談方法が変わりました。今迄は基本的にはすべてまず相談センターで対応していましたが、以降はかかりつけ医がいる場合にはまずそちらに電話で相談となりました。かかりつけ医がいない場合は引き続きコールセンターでの対応になります。
 かかりつけ医は電話で状況を聞いて「時間を指定して診察」し疑わしければ「PCR検査を施行」、疑わしいが自院でPCR検査を行っていない施設では「相談センターにPCR依頼」ということになります。
 症状からの判断は難しく、高熱でも抗生剤で治る扁桃炎であることもありますし、新型コロナの方でも熱がでないこともあります。ですから現在ではすべての感冒様症状の方は新型コロナの可能性ありとして対応せざるを得ない状況です。ですから必ず受診前に、入室前にお電話をお願い致します。院内にご高齢の方、糖尿病の方、インフルエンザワクチン接種の方が多い時には入室をお断りして一旦お帰り頂く事も多くなっています。大変申し訳ございません。当院では患者動線分離が困難で専用スペース確保も難しく新型コロナのPCR検査は行っておりません。可能な限りの対応はさせて頂きますのでまずはお電話頂ければ幸いです。
 引き続き「正しく恐れよう」ということと思います。一番は必ずマスクを正しく付ける。次に手指消毒、コロナは接触感染は少ないといわれていますが感染性胃腸炎などの予防にもなります。また人混みを避ける、人混みでは換気に注意、外食や飲み会は避けて等々。家庭内感染も増えているので家族に具合が悪い方がいるときは要注意です。そしてストレスを溜めない、ストレスは免疫力を低下させます。早起き、適度な運動、趣味などを楽しみ十分な栄養と睡眠を心掛けて下さい。
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コロナ禍のアロマセラピー。

 アロマセラピーに興味を覚え勉強を始めて5-6年になります。なぜ興味を覚えたかというと、もちろん各々のアロマの香りが好きであったこともありますが、アロマの香りが嗅覚神経からダイレクトに脳に達し感情や自律神経に影響するということがとても面白く感じたからでもあります。
 日本アロマセラピー環境協会のアロマ検定を受けてみると医学的な内容がとても多く、更に日本アロマセラピー学会に入会しセミナーに足繁く通い学会認定医師の資格も所得することができました。
 あくまで自分の趣味の範囲ですが季節に合ったアロマを待合室等でディフューザーで使用していました。
 しかし今回のこのコロナ禍で常に窓を開けて換気、換気扇全開、常にマスクの状態でアロマの香りを感じるのは無理かとあきらめていました。しかし先日待合室で新しいアロマを使用してみたところ、久しぶりに「あっ、この香りいいな」と感じました。香りの好みには個人差がありますが「これなんの香り?」「いい香りだな」等と感じて頂くだけで十分です。アロマの香りは嗅神経を通じて脳を刺激して認知症予防になりうることも示唆されています。柑橘系のアロマは元気が出る方向に働きますしラベンダー等はリラックス方向に働きます。いずれも副交感神経を上げて自律神経のバランスを整えます。自律神経が整えば免疫力も上がります。ご自分の好みのアロマをもって頂ければと思います。
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1日1回両手を合わせる。

 心の安定を保つ為の手段として「手を合わせる習慣を持つ」ということが挙げられます。両手を合わせると、とても心が落ち着くという経験は誰もが持っていると思います。仏壇にお線香を上げて合掌、お墓参りで合掌、初詣で、あるいは通勤途中の神社で両手を合わせる。様々なシーンがありますが日常生活でこのような機会は少なくなってきていると感じています。
 右手は相手の心、左手は自分の心を表しています。それを合わせることは相手と心を一つにするということを意味しています(枡野俊明著 「怒らない禅の作法」から)。神仏に手を合わせる時は尊い存在と自分が一つになるように、仏壇やお墓ではご先祖様に感謝し寄り添うように、朝は今日も一日元気に過ごせますように、食事の前後は命をくれた食材や作ってくれた人への感謝とともに。このような気持ちで両手を合わせると心がチューニングされ落ち着いた気持ちになると思います。
 「孤独のグルメ」ファンの私も「井之頭五郎」の真似をして「いただきます」と両手を合わせるようにしています。
 感謝して両手を合わせる、毎日の習慣とする。試してみて下さい。
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インフルエンザワクチン接種について。

 今年も10月からインフルエンザワクチンの接種が始まりました。冬にかけて新型コロナ感染症が広がる可能性も考慮し10月1日から65歳以上の高齢者の接種を開始し、10月26日以降医療従事者や65歳未満で基礎疾患を有する方、妊婦さんやお子さんに接種をという指針が国(厚生労働省)から示されています。
 新型コロナ感染症が今後どのような状況になるかはわかりませんが、新型コロナにしてもインフルエンザにしても高齢者や基礎疾患を持つ方がハイリスクであることは確かですので当院でもまず65歳以上の方から接種を開始しています。
 ところが予想以上に新規の接種の方が多く、10月10日の時点で既に確保していたワクチンの約30%を使用してしまいました。例年以上のワクチン量を確保はしておりますが、今後10月中旬から11月にかけて当院定期通院中の高齢者の方、心臓・肺・腎臓などに基礎疾患のある方、糖尿病・高血圧の方等に接種しなければならず、大変申し訳ございませんが一旦新規の方(当院でインフルエンザワクチン接種をしたことがない方)のワクチン接種は中止とさせて頂きます。新規でご希望の方は11月初旬から中旬頃にお問い合わせ下さい。ワクチンに余裕があれば接種させて頂きます。大変心苦しいのですが状況をご理解頂ければ幸いです。

 10月に入り朝夕の気温が下がり風邪をひかれる方が増えております。しかし皆さんコロナ対策を含め体調管理には気をつけておられる為か例年よりは風邪症状の受診者はかなり少なくなっています。油断せず引き続き体調管理にお気を付け下さい。
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調身、調息、調心。

 ゆっくりとした深呼吸、下腹部の丹田を意識して絞るように10秒程かけて長ーく吐いてから力を抜いて自然に吸う呼吸。
 このような呼吸法により自律神経のバランスが整い、幸せホルモン「セロトニン」も増えて気分爽快かつ落ち着いた気持ちとなり、集中力もアップします。
 このような呼吸は横隔膜を動かすことにより内臓に広く分布する迷走神経を刺激します。迷走神経が刺激されると全身の副交感神経(リラックスモード)が亢進し全身の血管を広げて隅々の血流がよくなります。またリンパ球の働きが良くなり免疫力も向上します。一方で脳内での幸せホルモン「セロトニン」が増加することにより、元気で穏やか、気分の切り替えがスムースでいつまでもこだわらない精神状態、かつ集中力が増加する等理想的なコンディションが整います。
 私達は小さい頃から試合の前、発表会の前、試験の時、プレゼンの時などに深呼吸をして心のコンディションを整えようとすることを無意識に学んでいます。
 禅に「調身、調息、調心」という言葉があるそうです。禅の修行の根本とされる坐禅の三要素とされるもので、順に、姿勢を整える、呼吸を整える、心を整える、ということになります(枡野俊明著 「美しい人をつくる所作の基本」から)。すなわちしっかりとした呼吸を行うにはまず姿勢が大切ということです。背筋をピシッと伸ばし頭のてっぺんから尾てい骨まで一直線のイメージでしょうか。姿勢が整えば自然に呼吸も整い、そして心も整うということです。
 深呼吸の前にまず姿勢。意識してみて下さい。
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特定健診も始まりました。

 9月から仙台市特定健診(仙台市国民健康保険にご加入の方、既に8月末に受診券がお手元に届いていると思います)が始まりました。今年はコロナ禍の為変則的で年末までの期間行っております。基礎健診(75歳以上で申し込みをされた方)は9月末で終了となりますのでご注意下さい。
 特定健診が始まり健診受診の方が増えて時に混み合う日もありますが、引き続き3蜜を避けながら可能な限り迅速に行えるよう努めてまいります。無散瞳眼底検査も当院で行います。予約なしで行っておりますが混み具合、待ち時間等が気になる方はお電話でお問い合わせ頂ければ幸いです。
 新型コロナ感染症はゆっくりとピークを越えた印象ですが仙台市でも連日数名の感染者が発表されています。今後夏から秋、秋から冬にかけての動向に注意が必要ですし、また少し涼しくなると誰でも風邪を引きやすくなります。また10月からはインフルエンザの予防接種も始まります。健診はなるべく早めに受診して頂きますようお願い致します。
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診療終了時刻変更のお知らせ。

 突然で誠に申し訳ございませんが、諸事情の為9月1日から診療終了時刻を今迄の午後6時から午後5時30分に変更とさせて頂きます。
 お仕事帰り等に受診されている方には大変ご迷惑をお掛け致します。時間内でしたら今迄通り糖尿病の検査等も可能です。また初めて当院を受診される方は午後5時までに受診をお願い致します。ご理解ご周知の程宜しくお願い申し上げます。
 暑い日が続いていますが体調は大丈夫でしょうか?ここ2-3週、真夏日、猛暑日、熱帯夜が続いていますが、当院通院中の方は皆さん大方体調に問題はないようで安心しております。皆さん熱中症対策を十分意識されているようです。しかし暑い為外出が少なくなり運動不足になっている方は多いようです。室内での体操、つま先立ち、片足立ち、スクワット等適宜試してみて下さい。もう少しすると朝夕は少し涼しくなると思います。規則正しい生活リズム、食事、睡眠、適度な運動を心掛け残暑を乗り切りましょう。
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熱中症にご注意下さい。

 長い梅雨が明けて暑い日が続いています。お盆休みも連日30度以上の予報がでています。熱中症にご注意下さい。
 私達人間は皮膚表面の血管を広げて体内の熱を外に放出したり、汗をかいて蒸発させることにより体温の上昇を防いでいます。しかし急激な高温や高湿度の環境下ではこの調節がおいつがず体に熱がこもってしまい熱中症になってしまいます。
 軽症であれば気分不快、頭痛、吐き気程度で済みますが、進むと筋脱力、痙攣や意識もうろう状態となり入院が必要になってしまいます。
 暑い日は外出を控えるよう心掛けましょう。散歩をする場合は早朝や日が暮れる頃に短時間で。普通の散歩で人混みでなければマスクは外してもいいかも知れません。家でも外でもこまめに水分摂取を。室内でも集中して何かをしていると気付かない内に室温が上がっており気分不快になることがあります。熱中症一歩手前の状態です。エアコン等適切に使用しましょう。
 予防は規則正しい生活、しっかりとした食事、そして適度な運動も大切です。適度な運動は自律神経のバランスを整え免疫力も増強します。じっとしているよりも適度な運動を。涼しい時間帯があれば散歩を、なければ冷房の効いた室内でのスロースクワット、ダイナミックフラミンゴ等お勧めです。
広重 花火

快適な睡眠の為に。

 夜なかなか寝付けない、すぐ目が覚めてしまう等睡眠に満足できていない方は多くおられます。この方法が一番、といったものはありませんが幾つかの注意点を意識してみると意外にいい睡眠を得られるかもしれません。
 睡眠で一番大切なのは寝入り最初の90分、いわゆる最初のノンレム睡眠です。睡眠時、約90分周期でノンレム睡眠(深い眠り、脳も体も眠っている状態)とレム睡眠(体は眠っているが脳は覚醒している状態)を何回か繰り返しています。最初の寝入りのレム睡眠は最も深い眠りであり、この時間をいかに深くするかがとても大切です
 最初のレム睡眠を深いものにするには皮膚温度と深部体温の差を縮めることが大切となります。皮膚温度と深部体温の差が縮まったときに入眠しやすいという研究データがあるからです。この温度差をより縮める方法に入浴があります。入浴により深部体温を意図的に上げれば、入浴後の深部体温の低下がより大きくなり熟眠につながります。深部体温は入浴後約90分で下がってきます。この時皮膚体温との差が縮まりスムースに入眠できるとされています。但しこの入浴とは40度のお風呂に15分入った(浸かった)という条件です(西野精治著「スタンフォード式最高の睡眠」より)。
 寝る時間の90分前に40度、15分の入浴を済ませる。試してみて下さい。
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基礎健診が始まりました。

 7月から仙台市基礎健診が始まりました。通常6月からの仙台市特定健診がコロナの影響で9月からに延期となってしまいました。国の緊急事態宣言が出ている場合は国の指針ですべての市民健診は行われません。コロナがある程度落ち着いた為基礎健診は7月から予定通り始まったという経緯です。
 今年は3密を避ける為、健診の方法も十分な配慮が必要となります。当院では今年は眼底検査を診察の後すぐに診察室で行うことにより、受診者の皆さんの無駄な移動を省き滞在時間を短くするという方法を試しております。今迄は眼底検査はある程度の人数をまとめて行っておりましたが、時にこの待ち時間が長くなってしまう傾向にありました。まだ受診者の方が多くないためもあり今のところ順調に進んでいます。また今の所予約は不要で行っております。もし受診者が例年のように増えてきた際には3密を避けるため新たな取り組みが必要になるかも知れません。
 現在発熱の患者さんは多くはありませんが、主にこのような方は午後3時から4時頃を指定して診察することが多くなっています。
 午後健診を受診される方は午後2時頃に受診して頂ければ幸いです。

 長雨が続きもう2週間太陽の光を浴びていません。なんとなく調子が悪いという方も多い印象です。陽の光がない、湿度が高い、寒暖差がある、という状態で、幸せホルモンセロトニンも欠乏気味です。また自律神経のバランスも大きく乱れていると思います。こんな時は体を動かずことが一番と思います。室内でのスロースクワットをこまめに行うことによりセロトニンが増えて自律神経のバランスが整っていくことを実感できると思います。
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基礎健診は7月から特定健診は9月からです。

 コロナ禍の為仙台市の各種市民健診は延期となっておりました。
 緊急事態宣言が解除され令和2年度の仙台市市民健診のスケジュールが決まったようです。
 本来6月からであった特定健診(仙台市国民健康保険加入で35~74歳の方)は9月~1月の期間となりました。基礎健診(75歳以上の方でご自分で申し込みをされた方)は7月~9月と1月になりました。
 基礎健診の申し込みをされた方は6月末に受診券が届きますので7月に入りましたらなるべく早く健診を受けるようお勧め致します。
 いわゆる3蜜を避ける為、今迄とは少し異なる方法で行いたいと考えています。現時点で7月の基礎健診は例年通り予約なしで行いたいと思いますが状況をみて適宜変更していく予定です。無散瞳眼底検査も当院で行います。
 例年通り可能な限りスムースに、多くの方に受診して頂けるよう努めていきたいと思います。
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片足立ち(ダイナミックフラミンゴ)の勧め。

 室内で簡単にできる運動としてスロースクワットをお勧めしていますが、最近は片足立ちの有用性を耳にすることが多くなりました。
 まずは目を開けたまま片足で立ってみて下さい。片足を床から5センチ程度上げるだけで構いません。何秒位安定して立っていられますか?通常40歳以下は約60秒、50歳で30-40秒、60歳台で約20秒程度のようです。これより短時間であれば足把力(足の指の握力というイメージです)、下肢筋力、バランス保持能の低下が疑われます。片足立ちの可能時間が短い方(30秒以下)は、転倒や骨折のリスクが高くなると報告されています。
 背筋を伸ばし両足をそろえて立ちます。両腕は自然に下へ下げたまま。ご高齢の方は安定した椅子等に手を添えて下さい。目を開けたまま片方の足を5センチ程度上げて1分間保持します。反対側も同様に。これを1日3回朝、昼、夕行って下さい。この姿勢で1分立つと53分歩いたのと同じ効果があるそうです。この運動は「ダイナミックフラミンゴ」と呼ばれ、足把力、股関節周囲の筋力強化、バランス能の改善、また骨にも効果があり大腿骨頸部骨折予防効果も期待できます。さらに慣れてきたら片足の膝をゆっくり臍の高さまで上げて保持してみて下さい。これにより大腿の筋力も鍛えられます。
 最近は暑くなり室内のスロースクワットでも汗をかいてしまいます。片足立ちはそんなに汗もかきません。でも効果は大きいようです。是非試してみて下さい。
ダイナミックフラミンゴ

情けは人のためならず。

 「情けは人のためならず」、よく聞く言葉です。
 「情けを掛けることはかえってその人の為になりませんよ」という意味ではなく「人に対して情けを掛けておけば、巡り巡って自分に良い報いが帰ってきますよ」という意味です。
 しかし実際は自分に良い報いが帰ってくることを期待して情けを掛ける訳ではありません。誰かの為に親切にすると自分も幸せになるという経験は誰もが持っていると思います。これは「安らぎのホルモン・オキシトシン」の効果によるものです。オキシトシンは脳下垂体から分泌されるホルモンで「安らぎ感、信頼感」の根幹となる物質です。そしてオキシトシンが増えると「幸せホルモン・セロトニン」分泌も増加します。親切な行動をとったとき、例えば電車で席を譲る、お年寄りが荷物を運ぶのを手伝う、またボランティア活動、例えば被災地でのボランティア等、こうした親切な行動をとった瞬間、脳内からオキシトシンが分泌されセロトニンも増加し、温かくていい気分、幸福感を感じることができます。そしてあくまで「ありがとう」という言葉を期待しないで親切行動をとることも大切です。(有田秀穂著「老脳と心の癒し方」 から)
 時間と労力を費やし、無償で困っている人達に手を差しのべる。この行動により正に自分自身が「元気」と「幸福感」を感じることになります。
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朝日を浴びてのウオーキング。

 昼行性動物の人間は日の出とともに活動し、日没とともに休息・睡眠をとるという生活を1万年続けてきました。体を調節する自律神経や各種ホルモンも同様に朝から活動が活発となり夜に低下するというリズムを持って生体を調節しています。よって昼夜逆転の生活、夜更かし、特にパソコンやスマホを夜遅くまで、等の生活は生体のリズムを完全に乱してしまいます。
 朝、そして太陽の光、これがとても大切となります。陽の光を浴びて約14時間後に自前の睡眠物質メラトニンが分泌されます。これにより覚醒・睡眠のリズムが整います。また陽の光を浴びるとセロトニン神経が活性化されます。脳内神経伝達物質セロトニンは心のバランスを調節する物質ですが実はセロトニンは睡眠物質メラトニンの原料となっています。そしてこのセロトニンを増やすにはウオーキング等のリズム運動や呼吸法が効果的です。
 セロトニンは最適な覚醒状態を保ち、ネガティブな気分を解消し心のバランスを保ち「平常心」を維持します。同時に自律神経のバランスも整え、抗重力筋の緊張を上げて姿勢や顔の表情をピシッとさせます。
 朝、陽の光を浴びながらリズムよくやや早足でウオーキングする、呼吸を意識して歩く。心身ともにスッキリ感をえられると思います。
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すべての基本は呼吸から。

 健康維持、体調管理の基本は呼吸です。普段私達は無意識に呼吸をしています。酸素を吸って二酸化炭素を吐くことにより生体を維持しています。すなわち生きる為の呼吸です。
 もうひとつ呼吸には自律神経を安定させ、セロトニン神経を活性化させる働きもあります。この呼吸法を意識して行うことにより副交感神経が活性化され血管が開き全身の血流が良くなります。同時にリンパ球の働きもよくなり免疫能が上がります。同様にセロトニンが増えることにより「スッキリした爽快感」「平常心」を維持することができます。セロトニン神経は「闘争」のノルアドレナリン神経を抑え、「報酬」のドーパミン神経の暴走を抑え心のバランスをとる働きをしています。
 その呼吸法とは簡単にいえば腹式呼吸です。そしてまず吐くことから始める呼吸、下腹部の丹田の部位(臍の5cm下)を意識する呼吸となります。
 立位もしくは座位で背筋を伸ばし、ますゆっくり下腹部を絞るように息を吐きます。吐きったところで力を抜くとお腹が膨らみ自然に息が吸い込めます。お腹を絞って吐くのに6~10秒、膨らませて吸うのに3~5秒程度。大まかには2対1の感覚です。時間は5分から始めて15~20分程度。実際やってみると難しいのですが、まずゆっくり吐く、下腹を絞るように吐く、吸うのは自然に。
 少しずつ練習してみて下さい。この呼吸法により「平常心」を感じることができればと思います。 
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スロースクワットの勧め。

 外出自粛が長引き運動不足になっていませんか?
外ではランニングや散歩をしている人を多くみかけます。 しかし外に出なくても室内で出来ることはたくさんあります。 まずスロースクワット。スクワットに関してはこれをすすめる多くの書物がでています。
 スクワットは全身の筋肉の7割を占める下半身の筋肉を動かすことで糖や脂肪の消費を良くするとのことで当院でも比較的若い糖尿病の患者さんに勧めています。比較的若い方というのは、膝や腰に多少負担がかかりますのでご高齢の方は一応注意が必要という意味です。膝や腰が悪くない方はゆっくり試してみて下さい。
 両足を肩幅に広げゆっくり息を吐きながら6-10秒かけて腰を落としていきます。膝は90度より深くは曲げないよう、膝がつま先を超えないように。2秒程度とどまりその後息を吸いながら3-5秒で膝を伸ばしていきます。 これを朝、夕10回程度から初めてみて徐々に1回の回数を増やしていきます。太もも、ふくろはぎの筋肉が増えていくことを実感できると思います。
 またゆっくり息を吐くことにより副交感神経活性が上昇し自律神経のバランスが整います。副交感神経が上がるとリンパ球の働きが良くなり免疫能も上がります。 同時に深く息を吐くことにより幸せホルモン・セロトニンも上昇し気分も爽快になります。是非試してみて下さい。
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安らぎのホルモン「オキシトシン」を増やす方法-5

 脳下垂体後葉から分泌される安らぎのホルモン「オキシトシン」には、子育て行動の増強、社交性増強、不安軽減、鎮静・鎮痛作用、学習能力の向上等様々な効果が認められています。これらの作用は我々が日常生活での様々な行動や人との関わり合いの中で自然と形成されているものです。しかし少しでもオキシトシンを意識して生活できればより「安らぎ感」を感じることができると思います。
 オキシトシンを増やす為には「スキンシップ」、すなわち肌と肌の触れ合いがとても大切です。その方法の一つとして「種々のマッサージ」があります。また「食べること」、これは日常普通に行っていることですが食事は「内臓からのマッサージ」ということになります。また「イヌとの生活」もオキシトシンを増やすといわれています。
 そして「エクセサイズ」すなわち「運動」もオキシトシンを増やすとされています。ジムでのトレーニング、ジョギング、水泳等、終えた後には独特の満足感を感じると思います。運動という行為で筋肉や関節に存在する感覚神経線維が活性化されオキシトシンを放出するとされています。(シャスティン モベリ著 「オキシトシン 私たちのからだがつくる安らぎ物質」から)
 ジョギングや水泳だけでなく、例えばヨガの動きは鼠径部や体の腹側の触覚刺激経由で迷走神経を刺激してオキシトシンを増やすとされていますし、また単調なリズム運動、例えば「太鼓叩き」、例えば「踊る」、これはバレイや日本舞踊のような複雑なものではなく単調なもの、例えば「阿波踊り、盆踊り」「ディスコ、今でいえばクラブ」でリズムにのって単調に体を動かす、これも独特の満足感を感じることができると思います。これらのリズム運動は「幸せホルモン・セロトニン」も増やすとされています。
 適度な運動は単に筋力維持のみだけでなく免疫増強作用もありますし、ご高齢の方にはフレイル予防としてとても大切です。改めて毎日少しづつでも運動することを意識してみましょう。
 現在は新型コロナウィルス感染対策の為、特に人と人の触れ合い、タッチはご法度の状態です。すなわちオキシトシン欠乏状態がしばらく続く可能性があります。しかし外で単独、少人数で行う運動は注意すれば現在でも可能です。いずれ以前のような普通の社会、生活に必ず戻りますのでそれまでストレスを溜めないよう、運動不足にならないよう頑張りましょう。

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新型コロナウィルス感染症対策について。

 新型コロナウィルス感染症対策に関してです。
 仙台市でも患者数が増加してきました。多くは1か所の場所でのクラスター感染でしたがここ数日は感染経路不明の例も出ているようです。そして症状が軽症の方が多いようで(熱、咳、息切れ等が目立たない)、このことが診断の難しさに関係しています。
 先週から当院でも熱、咳、怠さのある方の診察時間を指定させて頂くことに致しました。これらの症状のある方はまず当院にお電話下さい。申し訳ありません、直接来院された方もまず入室前にお電話下さい。状況をみて診察時間を指定させて頂きます。
 当院は糖尿病、高血圧、ご高齢の受診者が多く、万が一の際の接触を予防する為ですのでご理解頂ければと思います。
 お電話頂きました患者さん方、ありがとうございました。先日は一旦お帰り頂いた方もおりました、申し訳ありませんでした。
 現在このような症状のある方は午後3~4時頃を指定させて頂くことが多くなっています。換気のいい別室でお待ち頂き、場合によってはお会計までここでさせて頂きますのでご了承下さい。

 自粛生活が長くなると若い方もご高齢の方もストレスが溜まってくると思います。いわゆる3蜜を避ければ外出禁止という訳ではありません。天気のいい日は朝日を浴びながらの散歩などいいと思います。ストレッチやつま先立ち、片足立ち等の適度な運動も室内で行ってください。
 いずれ元の平和な日々に必ず戻りますのでそれまでストレスを溜めずに過ごしたいと思います。
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新型コロナウィルス感染対策について。

 新型コロナ感染対策で学校休校、イベント自粛から2週間が経過しました。しかし全国での感染者数はまだ増加しています。
 幸い仙台市ではその後新たな感染者は出ていないようですが全国的な広がりの中不安は隠せません。
 国はコロナウィルスのPCR検査が保険適応となり、多くの検査が行えることを大きく伝えていますが検査可能な施設は今まで通り「帰国者・接触者外来」のある施設に限られています。一般の病院・診療所でも行えると誤解を与えるような厚生労働大臣の発言でした。我々一般の診療所ではPCR検査を行うことはできません。
 先日国から、全ての患者において鼻腔や咽頭から検体採取をする際にはサージカルマスクの他、ゴーグルまたはフェイスシールド、ガウン、手袋着用が必要な旨の通達が出されました。この通達を受け日本医師会はインフルエンザの検査をする際もコロナウィルスに感染する可能性がある為検査をせず、臨床診断でインフルエンザを診断するよう全国の医師会に通達しました。マスクでさえ底が尽きつつある状態で我々診療所がゴーグル、ガウン等を用意することは不可能だからです。また北海道の開業医がインフルエンザ検査の検体採取の際にコロナウィルスに感染したという事例も関係しているようです。
 このような混沌とした状況の中我々診療所の医師はどう対応したら良いものか皆悩んでいます。一番大切なことは、定期通院されている患者さん、我々医療スタッフを感染から守ることとなります。しかし体調が悪く新規で受診した患者さんを診ないわけにはいきません。その為発熱者の診察時間を一般患者さんと分けて行うという対策が勧められていますが、具合の悪い患者さん、不安の大きい患者さんは時間に関係なく受診されることも多いと思います。また後で来てくださいとは言いずらいものです。
 現在当院ではインフルエンザ流行時と同じように、発熱、咳、怠さ等の患者さんは換気のよい処置室の奥でお待ち頂き、お会計までその場所で行うという方法をとっております。その後十分な換気と手摺、ドアノブ等の消毒を行っております。現在のところコロナ感染が疑わしいと思われた患者さんはおりません。
 しかしもし仙台市でも患者数が増えてくれば、発熱、咳を有する方は時間を指定して診ざるを得ないかもしれません。そうならないよう祈りたいと思います。
 発熱、咳、怠さ等で受診希望の方はまずはお電話頂ければと思います。
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安らぎのホルモン「オキシトシン」を増やす方法-4

 脳下垂体後葉から分泌されるオキシトシンは、出産時の子宮収縮、授乳時の乳汁分泌に関与していますが、最近は単なる母性ホルモンではなく、落ち着き・安らぎを導く、不安を軽減する、治癒力を促進する、等の作用をもっていることが分かってきました。そのため「安らぎのホルモン」と呼ばれることもあります。
 このオキシトシンを増やすにはどのようなことが効果的なのでしょうか?一番はスキンシップです。愛情を持つ人との、信頼関係のある人との肌と肌の触れ合いということになります。そして触れ合いの方法として様々なマッサージも効果的とされています。またイヌとの生活もオキシトシンを増やすといわれています。
 そして「食べること」、これもオキシトシンと関係しています。「食べること」は体の内側からのマッサージ、内臓からのタッチであるという考え方です(シャスティン・モベリ著 「オキシトシンがつくる絆社会」から)。タッチを感じる皮膚と胃腸などの消化管はともに受精卵の外胚葉由来で、例えば感覚神経からの情報伝達系が似ているといわれています。食べ物を食べると胃に入りさらに小腸に進みます。小腸に食べ物、特に蛋白質や脂肪が入ると腸壁からコレシストキニン等のホルモンが分泌されます。このホルモンが迷走神経を介してオキシトシンの放出を活性化します。
 例えばとてもおいしい物を食べた時、母親の手作りの暖かい食事を食べた時、また恋人との食事の時、私達は幸せな気持ちになります。また商談相手との会食で一緒に食事をすることにより信頼感が増し商談がスムースに進むこともあるでしょう。いずれもオキシトシンが関係していたわけです。
 食するものがなければ道徳はない、ドイツの作家ベルトルト・プレヒトはこのことを「衣食足りて礼節を知る」と表しています。お腹が満ちて人は優しくなれるということです。オキシトシンを感じる食生活を送りたいと思います。
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