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熱中症、夏バテにお気を付け下さい。

 連日真夏日が続いています。熱中症、夏バテには十分お気を付け下さい。先週は当院でも軽い熱中症と思われ点滴を要した方が何名かおられました。そもそも熱中症と夏バテはどう違うのか?
●熱中症
 熱中症の詳細に関しては日本救急医学会からガイドラインがでています。
熱中症診療ガイドライン2015
 熱中症とは、暑熱環境における身体適応の障害によっておこる状態の総称、と定義されています。簡単にいえば暑熱環境の状態下で体温調節機能が破綻し高体温の状態になり様々な症状が出現している状態となります。炎天下でのスポーツや労働でなることもありますし、高齢者では非労作性熱中症も多くみられます。放置すれば死に至ることもあり注意が必要です。
●夏バテ
 夏の暑さの為に自律神経のバランスが乱れてなんとなく「だるい」「食欲がない」「体調がよくない」などの症状がでるものの総称です。本来は夏に体力が弱り秋口に症状がでることを言うようです。高温多湿に対応する為に体温を一定に保とうとエネルギーを消費し体力が消耗し自律神経のバランスも乱れて症状がでます。
 基本的にどちらも暑さによるものですが、より急で、体温も高く、より重症なものが熱中症、という認識でいいと思います。

対策は
〇冷房をうまく使い室温調節する。冷房が強すぎると風邪をひきます。
〇こまめに水分を。但し冷たいものは避ける。むしろ温かいもので栄養を。
〇暑い日は外にでない。等々。
但し本当の熱中症では即体を冷やして場合によっては医療機関へ、ということになります。

アオハダを植えなおしました。

 5月も終わり植栽の緑も多くなってきました。まばらなもののサツキも満開です。担当の方のご尽力で芝の緑も戻ってきました。

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 しかし医院前のアオハダはほとんど葉が生えてこない状態です。土に油が混ざっていたり、砂利が多いと根がつかないそうです。そこで今回新しいアオハダに植えなおしました。
 アオハダは木の皮をむくと青い内皮が出てくることから名付けられたそうです。涼しげな枝ぶりと爽やかな葉が特徴のようです。同じ場所なので根がついてくれるか多少心配ですが、大きく成長してくれればと思います。

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 日中は気温が上がっても、朝夕は涼しい日が多いようです。温度差があると風邪をひき易くなりますので油断せず体調管理にはお気を付け下さい。

好きな言葉。

 例年11月、産業医を担当させて頂いている施設で健康講話を行っています。色々なテーマを頂き、こちらもとても勉強になります。今年は「腸内フローラ」がテーマです。私が学生の頃はなかった概念ですが最近とても注目されています。1から勉強してスライドを作成しました。腸内フローラに関しては色々な研究報告がされていますが面白い知見がたくさんあります。いずれ記載したいと思います。
 スライドの合間の1枚。

スライド24
 
 私の好きな言葉です。
 「白い巨塔」で病理の教授が熱心に患者を診る内科助教授(江口洋介)にかけた言葉です。

学会参加でお休みを頂きました。

 先日、日本内分泌学会総会に参加するため京都まで行ってきました。
 本来今年は諸事情で行かないつもりでしたが、急きょ行けることとなり1日院長に診療を頼んで参加してきました。急に休み、またこの日は院長一人の診察でしたのでご迷惑をお掛けしたと思います。
 通常我々臨床医は自分の専門分野の学会専門医を所得しています。私の場合は内科学会と内分泌学会(今回から日本アロマテラピー学会も)です。専門医を維持するには通常5年の間に相当数の学会に参加して単位を取らなければ更新できません。各学会で年に2回程度出かける必要があります。結構な負担にはなりますが、一度所得した専門医はなんとしても維持しなければなりませんし、また、全国レベルの学会に参加して勉強することも必要です。ご理解頂ければと思います。
  
 今回の京都もトンボ帰りでしたが、短時間なものの講演はしっかり聴いてきました。
 帰りにちょっと観てきた二条城です。 
  
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履き心地のいいスリッパ?

 先日半年ぶりに院内のワックス掛けを行いました。これを機に院内のスリッパもすべて替えてみました。今迄長い間、医院名入りのごく普通のスリッパを使用していました。特に履き心地を考えた訳ではなく、ごく普通の医院クリニック用のスリッパでした。しかし自分でこのスリッパを履いてみるとあまり心地いいものではありません。また底面が汚れやすいのも気になっていました。今回自分で色々サンプルを集め、一番履き心地がいいと感じたものに全部替えてみました。例えですが旅行に出掛けた時ホテルで靴を脱いでスリッパに履き替えてホッとする、そんな感覚です。廉価なものですがウォッシャブルです。
 早速という訳ではありませんが、この1週で患者さんと業者さんから「このスリッパいいですね」と言われました。医療とはあまり関係がないことですがとても嬉しく思いました。

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適応能力の低下。

 今日は仙台オープン病院の日曜救急当番で、同院にて日勤帯の1次救急(直接来院された方、軽症の方)を担当させて頂きました。日曜救急のお手伝いはオープン病院登録医の先生方で順番に担当しています。当院でもオープン病院には救急患者さんの受け入れを始め、検査、入院をお願いすることが多く、また「昨日の夜、具合が悪くなってオープン病院の救急で診てもらった」という方も多く、少しでも病院の先生方のご負担を減らせればと思い、年1回と微力ですが私も以前から参加させて頂いています。
 この時期で1次救急は特に混む訳ではありませんが、長年自分の診療所の診察室(ホームグラウンド)で診療していると、他施設(アウェイ、というと敵地になってしますので適しませんが)で慣れない環境での診療がしっくり行かないことも多くなりました(現在はホームグラウンド以外は北部休日診療所とオープン病院だけですが)。加齢に伴う?適応能力の低下を実感します。勿論診断や治療に影響がでるということはありませんが、その施設施設によるシステムや背景等諸々のことも影響します。昔、若い頃(大学医局の無給医員時代)はあちこちの病院の外来、当直と普通にこなしていましたが。開業医になるということ、齢をとる、ということはこういうことなのだと感じました。幸い今日は親切なスタッフさん達に助けられスムースに仕事ができました。老け込まない為にもこれからも微力ながらお手伝いできればと思います。

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新医院で1年経ちました。

 新しい建物で診療するようになり早いもので1年経過しました。
昨年のお盆明けから開院し、あっという間に1年過ぎてしまった感じです。

 当初建築計画時、設計時には、旧医院で不便に感じた点を徹底的になくし、患者さん皆さんが落ち着いて診察を受けられますような、そして私たちスタッフがストレスなく仕事ができるように、という点を第一に考えていました。実際設計してみると土地の形状の関係から十分なスペースがとれない部分もでてきました。しかしなんとかぎりぎりでバランスをとったのが現在の建物です。これ以上はどうしようもない設計でしたので、もっとこうしていれば、という点は全くありません。

 患者さん方に落ち着いて診察を受けて頂いているか?旧医院に比べればハード面でのスペースは雲泥の差と思います。ソフト面はまだまだ改善、向上できると思っています。落ち着いて、安心して診察を受けて頂けるかは、私達スタッフ自体と常に意識していきたいと思います。

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花粉症にご注意下さい。

 今年は3月に入ってもインフルエンザの患者さんが多く、スギ花粉の時期であることをすっかり忘れていました。例年に比べ今年はスギ花粉の飛散量は少ないと予想されていましたし、実際3月に入っても測定飛散量は極めて少ない状況でした。先週前半の晴れて気温の上がった日に、くしゃみ、鼻水、眼の痒みが出現された方が多いようです。今週は気温も上がりやっと春らしくなりそうです。とともにスギ花粉飛散量も増加する可能性があります。花粉観測システム 花粉予想
 抗アレルギー薬の内服は花粉症状の予防に効果があります。例年花粉症状がありまだ抗アレルギー薬を内服していない方、花粉症かな?と思われる方はご相談下さい。
 昨年患者さんから質問を受けたスギ花粉症の舌下減感作療法は今年の夏前に保険適応となるようです。減感作療法とはアレルギーの原因となる物質(今回はスギ)を低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度として、原因に対する過敏性をなくしていくものです。アレルギーを根本から治す治療ですが、今迄は注射が必要で、また副作用の懸念や、現在使われているいい抗アレルギー薬が広く普及した為ほとんど行われていませんでした。今回は注射ではなくスギ花粉舌下液を毎日自宅で舌の下に投与することになります。今の所どれ位普及するかはわかりません。
 私自身スギ花粉ですが現時点では自分でやってみたいとはあまり思いません。スギ以外にも多種のアレルギー(ハウスダスト、ダニ、その他多くの)があることもありますが、抗アレルギー薬をきっちり飲んでいればそんなにつらい症状はないからと思います。しかし症状の強い方や薬を飲むのがいやな方は是非試したいと思われると思います。抗アレルギー薬をこの先ずっと飲み続けるよりコストは安くなるかもしれません。使用できる施設、医師も限られるようです。詳細がわかりましたらお話したいと思います。

新年あけましておめでとうございます。

 
 新年あけましておめでとうございます。
本年も皆様に良質な医療を提供できますよう努力していきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
 
 当院の考える良質な医療とは、
科学的根拠に基づいた医療を、患者さん個々の背景などを十分考慮した上で、十分な説明と共に提供し、患者さんにも十分理解して頂いた上で実践する医療。尚且つ患者さんに安心感と元気を感じて頂く医療(診療所)。
と考えております。

 簡単なようで実践することは難しいものです。医師が最新の医学を勉強するだけでもだめですし、スタッフが笑顔で患者さんに接するだけでもだめでしょう。これらにプラスアルファの部分、何となく分かっているのですがうまく言葉に表せないこのプラスアルファの部分がとても大切と思います。この部分をスタッフ一同心掛けて日々の診療をしていきたいと思います。

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一年を振り返って。

 本日で平成25年も最後となりました。

 昨年の12月は嘔吐下痢症(急性感染性胃腸炎)で点滴を要する患者さんが多く、とても慌ただしかった印象が残っていましたが、今年はそこまで忙しくはなく落ち着いた12月でした。
 
 インフルエンザの患者さんは数名みられただけでしたがお正月休みが明けますと一気に患者さんが増える可能性があります。休み中もうがい、手洗い等体調管理に注意してください。
 先々週の仙台市感染症情報です。仙台市感染症情報

 今年一年を振り返って、無事8月から新しい診療所で診療を開始することができました。計画から17ヶ月、あっという間でした。途中何回か「これは無理かな」「これはいつ出来るか分かんないな」と多少めげそうにもなりましたが何とかお盆休みに引っ越しすることができました。関係して下さいました多くの方々に改めて感謝申し上げます。
 引っ越し後も細々とした部分は業者さんに直して頂きました。また患者さんからもいくつか気になる点をご指摘頂きました。ありがとうございました。

 建物は新しくなりましたが渋川内科医院は我々医療スタッフが患者さん方に医療サービスを提供する場に変わりはありません。来年は今迄以上にソフト(我々医療スタッフ)の質の向上が必要であると思っております。

 それでは皆様よいお年をお迎え下さい。来年も宜しくお願い申し上げます。

3月も最後の週となりました。

 早いものでもう3月も最後の週となりました。

 今年は
●2年に1度の診療報酬改定がない年。(診療費、薬価などの診療報酬は
 2年に1度4月から改定されます。これがある年は事務さんの準備が結構大変です)
●当院スタッフで送別される者がいない。
●転勤等のため紹介状を依頼されることが例年より少ない。
●ご近所で転勤等で引っ越しされる方が例年より少ない。
●自分の子供の卒業、進学がない。
 等々のためか年度末である事の実感が薄れていました。

 インフルエンザや嘔吐下痢症も少なくなり、1月、2月の慌ただしさはなくなりました。

 これから少しずつ高血圧や糖尿病のお話も記載していきたいと思います。


  
 基礎工事も終わり現在床の設置準備が進んでいるようです。
今後も順調に工事が進んでくれることと思います。

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新年あけましておめでとうございます。

 新年あけましておめでとうございます。

 今年も皆様に良質な医療を提供できますよう、
皆様の健康維持に少しでもお役に立てますよう
努力していきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
 
 「良質な医療」という言葉をよく使わせていただいておりますが、
私の考えている良質な医療とは、
 科学的根拠に基づいた医療を、患者さん個々の背景などを十分考慮した上で、
十分な説明と共に提供し、患者さんにも十分理解して頂いた上で実践する医療。
尚且つ患者さんに安心感と元気を感じて頂く医療(診療所)。

と思っております。

 医師であれば誰でも同様のことを思っていると思いますが、
実践することは簡単ではありません。
医療者側と患者さんとの信頼関係が不可欠と思います。
 
 患者さんも我々医療スタッフも人間ですので、身体リズム、
感情リズム、知性リズムにup-downがみられます。
時にお互い何となくかみ合わないということも多々あります。

しかしどの様な時でも良質な医療を提供するという意識を
維持していきたいと考えています。

一年を振り返って。

 本日で平成24年も最後となります。

 昨年末は具合の悪い患者さんが多く、年末ぎりぎりに
数か所の病院に入院をお願いするなど慌ただしかったのですが、
今年は入院を要するまでの方は少なく、比較的落ち着いた年末でした。

 今年一年の当院を振り返ってみて、
●受付事務さん、看護師さんに新人さんが入りました。
先輩の仕事を見習って成長しています。まだまだ至らぬ点はあるかと
思いますがお気づきの点がございましたら何でもお申しつけ下さい。
●医院新築の計画となりました。
急な話でしたが順調に進み11月には地鎮祭を執り行いました。
その後諸事情で中断延期となっていましたが、年明け1月中旬から
工事再開の予定です。
●電子カルテ、レントゲンCRシステムは1年経過しました。
レントゲンCRは順調に稼働しています。電子カルテは導入以来
新患さんはすべて電カル、経過の短い方も電カル移行となっていますが、
何十年も通院して頂いているカルテのとても厚い方は中々移行が進んでいません。
●このブログを開設したこと。
医院新築の予定となり工事過程などを記録し報告するためブログを利用しようと思いました。
また、お知らせなどは院内掲示板やホームページトップに記載していますがスペースが
限られており、それを補うためにも利用したいと思います。
また、日々の診療で患者さんにお話ししていること、たとえば「塩分減らして下さい」
「体重減らして」「甘いもの控えて」など、ではどうやって減らすかもなるべくお話
してるつもりですが、十分伝わっていないかもしれません。そういったことも記載して
行きたいと思います。

 反省点として、
●10月は特定健診、基礎健診受診の方とインフルエンザワクチン接種の方が
重なり待ち時間が長いと何回かお叱りを受けました。
 今後なるべく健診は早めに受けて頂くなどの対応が必要と考えております。
また眼底カメラが第2診察室にあるため、診察中は検査が滞るという状態でしたが、
来年医院新築の際には眼底カメラのスペースも予定していますので改善されると
考えています。
●稀ですが駐車場が満車で車が止められないことがございました。
土曜日に多い傾向です。車が止めれらない際にはこちらで対応致しますので
窓口までお申し出下さい。

などなど反省点はまだまだたくさんありますが、一つ一つ対応し解決して行きたいと思います。

それでは皆様よいお年をお迎え下さい。

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