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特定健診が始まります。

 7月から特定健診が始まります。

仙台市国民健康保険に加入されている方は仙台市から受診券が届いていると思います。
受診券をお持ちの上、お早めに受診して下さい。
無散瞳眼底検査も当院で行います。

 75歳以上の方の基礎健診は8月からとなります。

 特定健診、基礎健診とも10月末まで行いますが、例年10月はインフルエンザワクチン接種等と重なり、時に待ち時間が大変長くなります。

 7月は余裕がありますのでお早めの受診をお願い致します。


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 この特定健診はメタボ健診として5年前から始まりました。腹囲を測り基準以上だと内臓脂肪が多いということになります。内臓脂肪は動脈硬化と密接に関連していることが多くの研究で明らかとなり、内臓脂肪が多めの方は少し血圧が高い、少し脂質が高い場合でも早めに生活習慣を改善し(要は食事と運動ですが)、動脈硬化の進展を抑えよう、更には将来の脳卒中や心筋梗塞などの心血管病を減らし医療費削減に役立てようという趣旨であったと思います。
 腹囲の基準値については当初議論は多くありましたし、またメタボという言葉が一人歩きした印象を持ちましたが、健診の趣旨は早期の生活習慣改善で将来治療(病院の通院、内服、入院など)を減らそうという意味で意義は大きいと思ます。
 内臓脂肪は増えやすいが減りやすいともいわれていますが、実際体重を減らす、腹囲を減らすことは簡単ではありません。この辺も徐々に記載していきたいと思います。
 
 またご高齢の方に多い傾向ですが健診でたまたま貧血が進行しておりよく調べたところ大腸癌などがみつかり、手術して完治されている方もおられます。

 
 暑さが厳しくなる前の健診受診をお願い致します。
 



高血圧の合併症、危険因子の有無、数。


 高血圧を管理していく上で合併症の有無はとても大切です。

合併症とは、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病などが同時に存在するか否か、また脳梗塞や心筋梗塞などを既に発症しているか否か、というものです。

これら合併症があるかないかで血圧値の管理目標値も変わってきます。

現在は下記のように血圧の高さと危険因子の種類や数により低リスク、中等リスク、高リスクと分類しています。

一見複雑ですが、危険因子が多いほど、血圧が高いほど高リスクとなります。
但し糖尿病、慢性腎臓病、心血管病があればそれだけで高リスク層となります。

こららの疾患もある方はより血圧をしっかりと下げる必要があることになります。

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外構工事が始まります。


 建物本体は外装、内装工事ともほぼ終了し、一部電気関係やブラインド、カーテン類の設置を残すだけとなりました。

 先日から外構工事が始まりました。梅田川遊歩道側の土留め工事、フェンス設置、アプローチ工事、植栽などを約2~3週で行う予定です。

 駐車場をご利用の皆様や通行中の皆様にご迷惑をおかけしないよう行いますので宜しくお願い致します。

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高血圧性臓器障害。


 高血圧として管理していく上で高血圧性臓器障害の評価が必要です。

高血圧性臓器障害とは、高血圧による障害が各種臓器にみられるかというものです。

例えば
●眼底検査:眼底の細い動脈を直接観察し高血圧性の変化、動脈硬化性の変化の有無をみます。
●心電図:心電図で高血圧性変化の波形があるかみます(平坦T波、高電位など)。
●尿検査:尿蛋白の有無をみます。蛋白がでていれば腎臓の障害があると考えます。

これらは昔から使われているもので、例えば仙台市の特定検診、基礎検診にも含まれている項目です。

これらに変化が見られれば既に障害が存在しますので、よりしっかりと血圧を下げる必要があります。
変化がなくとも、今後障害が出てこないようにしっかりと血圧を管理していきます。


もっと細かく評価するには
●脳MRI:脳動脈硬化の有無、症状のでない小さな脳梗塞の有無をみます。
●頸動脈エコー:首の動脈を直接観察し動脈硬化の有無をみます。
●心臓超音波検査:心臓の壁の厚さや拡張障害の有無をみます。
●脈波伝達速度:動脈の硬さの評価。
●尿微量蛋白(尿アルブミン):腎障害、動脈硬化の指標となります(保険診療上は糖尿病のみ適応ですが)

等々多くの指標があります。

この辺は高血圧患者さん個々の背景をみて必要に応じて当院もしくは専門施設に紹介し行っています。

特殊な高血圧を除外する。

 家庭血圧を朝、夕と測定し、血圧値はどれ位あったでしょうか?

診察室で何回か血圧を測り、また家庭で朝、夕測定した血圧が基準値を超えていれば高血圧となります。

高血圧には大きく分けて、本態性高血圧と2次性高血圧があります。

●本態性高血圧とは
遺伝的素因があり(ご両親の両方もしくは片方に高血圧がある)、そこに加齢、塩分過多、喫煙、飲み過ぎ、ストレス、体重増加、過労など様々な要因が加わり、40歳前後(30歳~50歳程度と幅はあります)から徐々に血圧が上がってくる高血圧のことをいいます。原因が一つに特定できない(様々な要因が複雑にかみあっている)ので本態性とよんでいます。高血圧の9割はこの本態性高血圧といわれています。

●2次性高血圧とは
腎臓の病気、副腎の病気、腎臓血管の病気、甲状腺の病気など、主に腎臓やホルモンの異常による高血圧を指します。なぜ2次性高血圧の評価が必要かというと、これらの中には手術などで治る高血圧があるからです。

 特に副腎(腎臓の頭側にある親指大の臓器で生きるのに必要な各種ホルモンを作っています)に腫瘍ができ、この腫瘍から血圧を上げるホルモン(アルドステロン、カテコールアミンなど)がたくさん分泌されている場合には手術が必要なこともあります。
これらの病気は非常に希なものとされていましたが、近年アルドステロン産生腺腫による原発性アルドステロン症という病気は実は少なくないことがわかってきました。

 ではどういう場合にこれら副腎性の高血圧を疑うのでしょうか?
以前は、高血圧の家族歴がなく、若くして発症した高血圧で、高血圧性の臓器障害が目立ち、薬剤抵抗性(薬が効きにくい)の場合に疑いました。これは今でも同じと思います。しかしホルモンの値は採血して測定してみないとわかりません。

 基本的に私は初めて高血圧で受診された患者さんには一通りホルモン値(レニン活性とアルドステロン濃度、要すればカテコールアミンなど)の採血測定を行っています。血圧の治療を既に受けている方でも、薬剤抵抗性であったり、臓器障害が目立ったり、なんとなくおかしいかな(この辺は勘のようなものもありますが)と思ったときは採血して評価するようにしています。

 値が正常であればそのまま本態性高血圧として管理していきます。値が異常値であれば(ホルモンは日内リズム、体位、塩分摂取量、ストレスなど多くの因子で値が変動しますので評価は簡単ではないのですが)、時期をみて再検査、やはり疑わしければ精査目的のため専門施設に紹介することとなります。

 これら特殊な高血圧が隠れていないか疑うことは必要ですが、一番大切なことは血圧をきっちりと下げることに変わりはないと思います。

電気工事の為ご迷惑をおかけ致します。

  6月10日(月)の午前9時~午後2時頃の予定で、電柱からの配電工事が行われます。

 駐車場に工事車両が入る予定です。

 ご迷惑をおかけ致しますがご理解の程お願い致します。
 

8月のお盆休みに引っ越し致します。

 
 新築工事は内装、電気工事と順調に進んでいます。
この後外構工事等を行い、7月初旬にはほぼ完成予定です。

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 完成次第早く引っ越ししたいのですが、レントゲン装置の移設に時間がかかること、通院中の皆様になるべくご迷惑をおかけしないように等々考え、8月のお盆休みを少し長めに頂いて、ここで引っ越しすることに致しました。

 8月12日(月)から17日(土)まで移転及びお盆休みの為休診と致します。
8月19日(月)から新しい建物で診療を開始致します。
 
 
 ご理解ご周知の程宜しくお願い致します。

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 今週はまだいい天気が続くようです。
熱中症指数も心配はないようですが、今日は涼しく、明日は暑いと寒暖の差が大きいと体調を崩しやすくなります。天気がよく暑い日は長時間の外出を控え、こまめな水分補給を心掛けて下さい。
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