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認知症とアロマ。

 少し前の話となりますが、昨年テレビの番組で認知症予防、進行抑制にアロマテラピーが有効(である可能性がある)という内容が放送され、それ以来ちょくちょく話題になっているようです。
 昼にローズマリーカンファーとレモン、夜にラベンダーとスイートオレンジの香りを2時間ずつ嗅ぐと、認知症予防、進展抑制に効果が見られたという内容です。鳥取大学の浦上克哉先生らは以前から嗅覚と認知症との関連を研究しておられ、認知症の早い段階で嗅覚が衰えていること、嗅神経が再生可能な数少ない細胞であることから嗅神経を刺激することで認知症を予防できないか研究し、刺激方法としてアロマにたどりつき、更に前述のアロマの種類に効果を確認されたとのことです。
 私も今回この本を読んでみました。アロマの香りが認知症を予防改善する
 昼には交感神経を活性化するアロマを、夜は鎮静効果のあるアロマという組み合わせです。但し効果が見られたのはこの種類のみ、比率も決まっています。ローズマリーにも数種類ありますが神経や筋肉に作用するローズマリーカンファーだけです。このあたりは後で詳しく書きたいと思います。
 テレビ番組で放送された直後はこれらのアロマやアロマペンダントは品切れ状態だったようですが現在は問題なく入手できるようです。認知症予防アロマセット  認知症予防としてだけではなく、アロマとはどんなものなのかを知る機会としてもいいかなと思いました。但しこれは医学的に確立されたものではありません。あくまで代替補完医療を期待する健康保持の自然療法(何となくはっきりしませんが)です。
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アロマの魅力とは。

 ちょっとした事からアロマテラピーというものに興味を覚え、少し勉強してみたところ面白くなり、今回アロマ検定2級、1級を受験してみました。これは日本アロマ環境協会が行っているもので、いわゆる国家試験等の類とは異なり、あくまで協会における資格制度の一つです。
 アロマテラピーとは精油を用いてホリスティック(全体的、包括的)な観点から行う自然療法と定義されています。そして精油とは植物の花、葉、果皮、樹脂などから抽出された天然の素材です。この精油の香りを嗅ぐと、鼻の奥の嗅神経から電気的信号に変換され直接大脳辺縁系、視床下部に作用します。この部位は人間の感情、情動、記憶、また自律神経やホルモン調節を司っています。ですから精油の香りで気持ちが落ち着いたり、元気が出たり、集中力が増したり、或いは認知症進行の予防になるということです。この機序は私も今回勉強して始めて知り、とても興味深く思いました。
 但し精油は雑貨扱いで医薬品ではありません。医薬品と誤解されるような効能効果を謳い販売授与する事は禁止されています。医療の現場では、産科やがん末期の患者さんにトリートメント(精油を植物油で希釈し皮膚から吸収)を行っている施設は多いようです。私の立場でどのように利用できるかは悩ましい所です。


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