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元気のでるアロマオイル。

 3月も末ですがまだまだ寒い日が続いています。年度末で忙しい方も多いようです。季節の変わり目で寒暖差もあり何となく調子がでない時期でもあります。
 こんな時はアロマオイルでちょっと元気がでることもあります。
 モノテルペン類のリモネンには強壮作用があります。アルコール類モノテルペンのメントール、リナロールには神経強壮賦活作用が認められます。リモネンはオレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなど柑橘系オイルの主成分です。メントールはペパーミントの、リナロールはオレンジ、ベルガモットの副成分となります。よってこれら柑橘系アロマは元気がでる方向に働くといわれています。これらのオイルをちょっと嗅ぐとスーッとして元気がでると思いますので是非試してみて下さい。但し刺激性、光毒性(皮膚についた精油成分と紫外線が反応して皮膚に炎症を起こす)がありますので取り扱いには注意して下さい。
 ピエール・フランコムのクワドラントスクエアは縦軸の電気座標、横軸の極性に基づいて4つのエリアに化学族の位置関係をあらわしたもので、特性の理解に役立ちます。下に行くほど強壮刺激作用が強く、上に行くほど鎮静作用が強くなります。ちなみにリモネンは右下の部に位置します。

IMG_0836 (編集済み)
(日本アロマセラピー学会 アロマセラピー標準テキスト臨床編 から)

花粉症に効く?アロマオイル。

 3月となり陽ざしから春が近付いていることを感じます。
3月5日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。冬眠していた虫が大地が暖まり春の訪れを感じ穴から出てくる頃をいいます。
ライラックの蕾も膨らんできました。

DSC_0323.jpg

 インフルエンザの患者さんは減少傾向ですが、まだ朝夕は冷えこみますので体調管理には十分お気を付け下さい。

 この季節になるとスギ花粉の患者さんが増加します。以前スギ花粉症による症状、特に鼻閉にユーカリが効果的と書いたと思います。私自身朝仕事が始まる頃ユーカリのオイルを嗅ぐと鼻閉が改善することを実感していました。しかしその後色々文献を調べてみてもはっきりとした医学的根拠はないようです。報告ではユーカリ、ティートリー、ペパーミント等で症状改善効果や鼻粘膜腫脹改善効果を示すデータは確かにありますがごく少数です。

IMG_0647.jpg IMG_0651.jpg
(日本アロマセラピー学会 アロマセラピー標準テキスト臨床編 より)

 ですから積極的に試すというよりは、各種内服、点鼻等を行っても辛いときに試してみる、というスタンスとご理解下さい。

 
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