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森林浴(αピネン)の効果。

 引き続きαピネン関連のお話です。森林系アロマの成分であるαピネンの人体、健康に及ぼす影響です。
 やはり自律神経に対する効果は大きいようです。すなわち交感神経(ストレス)を抑え、副交感神経(リラックス)を増強させます。この評価には心拍変動の周波数解析が用いられます。わかり易いスライドを(森林セラピー総合サイト から)。
  fig_graph_6 7
 これはαピネン単独の効果ではなく、森林浴全体の効果でとはなりますが、ストレス抑制効果が認められます。
 同様に森林部と都市部を比べると森林部で血圧が低い。これは対象や条件を統一しなければなんともいえませんが大まかには森林効果でストレスが軽減され血圧も下がる、という仮説です。
fig_graph_5 ketuatu
 
 森林浴と自律神経の関係に関する論文は多くみられますが、とりあえずわかり易い表を提示してみました。少なくとも健康にいい方向に働くことは間違いないようです。

 

ヒノキのアロマで血圧が下がる?

 森林浴効果の主成分は、森林系アロマにも含まれるαピネンという物質であるというお話を先日しました。このαピネンはアロマオイルに含まれる芳香成分(化学族)の一つでモノテルペン類に分類されます。αピネンを多く含むアロマとしてヒノキ、サイプレス、パイン、ジュニパーベリー、等が挙げられます。実はヒノキは一番多くのαピネンを含みます。ヒノキ(漢字では檜)の香りは、檜風呂や檜の家などのイメージで誰でも嗅いだことのある香りと思います。しかし今までアロマセラピーを勉強してきた中でヒノキは全くでてきませんでした。日本アロマ環境協会(AEAJ)のテキストにも、日本アロマセラピー学会の標準テキストにも記載はありません。AEAJの31種のアロマオイルの中でヒノキ科に属するものはサイプレスとジュニパーベリーのみです。これはアロマセラピーは英国、フランスで発展したもので、外国にヒノキはないためと推測します。
 αピネンには血圧降下作用があります。これは交感神経抑制・副交感神経亢進、ストレスホルモン(コーチゾール等)の減少などが推測され、実際そのような論文は多くみられます。日本における森林医学研究
 ヒノキはサイプレスやジュニパーベリー等に比べ私たちに親しみ易いアロマオイルと思います。血圧低下だけではなく、強壮、免疫力向上、血行促進、そしてリフレッシュ、リラックスにも効果が期待できます。興味のある方は試してみてください。

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