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インフルエンザにご注意下さい。

 年が明けてインフルエンザの患者さんが急増しています。学級閉鎖となった中学校等も増えているようです。
 仙台市感染症発生情報
 今年の特徴は当初からB型の方が多いことです。B型はA型に比べれば症状が軽く済むといわれていますが、実際は治療を行っても長引いてしまう方もおられ注意が必要です。現在のような流行期ですと若い方で高熱、頭痛、関節痛が強い場合はまずインフルエンザ陽性となります。しかし熱も特に高くなく、軽い感冒症状程度の方でも検査をすると陽性となることも多々あります。インフルエンザの診断は検査キットがある現在でも時に非典型例があり必ずしも簡単ではありません。
 私は身体所見として咽頭後壁の濾胞(インフルエンザ濾胞)と目の充血に注意しています。インフルエンザ濾胞とは喉の突き当たりの壁にできる小さなイクラのような盛り上がりのことです。以前からこのインフルエンザ濾胞に関しては研究報告されていましたが最近再び注目されています。この濾胞は発症初期から確認できるのが特徴とされています。必ずしも前例に確認できるものではありませんが私も大事な所見と思っています。この所見を以前から発表されている内科宮川医院(茨木県)、宮川昭彦先生の講演スライドから写真をお借りします。

 インフルエンザ濾胞
 
 また目の充血ですが、これは高熱の為かも、具合が悪くて眠れてない為かも、またインフルエンザ感染により軽い結膜炎を起こしているのかも知れません。この辺は私見ですのでどの程度根拠があるのか調べてみたいと思います。
 
 来週からはまた寒波がくるようです。体を冷やさず、十分な栄養と睡眠を、また室内の加湿など、お気を付けてお過ごし下さい。

あけましておめでとうございます。

 新年あけましておめでとうございます。
 本年も皆様に良質な医療を提供できますよう、安心感と元気を感じて頂けますよう職員一同努力していきたいと思いますので宜しくお願い申し上げます。
 
 ここでいう良質な医療とは
 「科学的根拠に基づいた医療を、患者さん個々の背景などを十分考慮した上で十分な説明と共に提供し、患者さんにも十分理解して頂いた上で実践する医療。尚且つ患者さんに安心感と元気を感じて頂ける医療」
と考えております。

 これを日々実践するのは簡単なようでとても難しいことですが、これが内科診療所としての当院の、内科医としての私自身の基本となる所と考えておりますので今迄以上に常に意識していきたいと思います。

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