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安らぎのホルモン「オキシトシン」について-1

 最近「オキシトシン」という言葉を耳にすることが多くなりました。今迄のセロトニンのお話の中でも時々オキシトシンという言葉が出てきていたと思います。
 オキシトシンとは脳下垂体の後葉から分泌され血中に流れ出るある種のホルモンです。また脳内神経伝達物質としての働きも分かってきました。血中に流れ出たオキシトシンは出産時に子宮を収縮させ、授乳時に乳汁を分泌させる作用があります。ですから女性の出産、授乳に関係しているもので、それ以外の働きはまったく知られていませんでした。
 しかし最近微量なオキシトシンが測定できるようになり、多くの研究がなされオキシトシンは単なる母性ホルモンではなく、落ち着き、不安の軽減、治癒力促進等、安らぎ作用等の調整役であるということが分かってきました。
 オキシトシンは
 ●ストレス時のコルチゾール上昇を抑える。
 ●交感神経系を抑制し、副交感神経を高める。
 ●ドパミン神経系(報酬系)、セロトニン神経系(幸福感)も調整する。
 ●内因性オピオイドの機能に影響し鎮痛効果を発揮する。
 ●他者との様々な関連性に関して放出され、他者の識別、記憶、寄り添い、結びつきの関係を永続的なものとする。
 (シャスティン・モベリ著「オキシトシンがつくる絆社会」より)
 等の作用です。
 今迄述べてきた自律神経(交感神経・副交感神経)やセロトニンとも密接に関係していますし、その作用は似ているところが多くあります。少し難しいお話ですが、オキシトシンを理解して頂き、日々の生活の中で少しでもオキシトシンを増やすことが出来ればと思いますのでこの辺も述べていきたいと思います。

 お盆も過ぎて朝夕は涼しい風が吹くようになりました。しかし日中は暑く、昼夜の寒暖差が目立ちます。風邪を引きやすい状態ですのでご注意下さい。

広重 花火
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