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一年間ありがとうございました。

 昨日で今年の診療は最後となりました。
 一年間ありがとうございました。

 最後の週にはインフルエンザの患者さんは更に増え、また嘔吐下痢症(急性感染性胃腸炎)の患者さんも多くみられました。多くの方はお子さんから感染されたと思われます。患者さんの吐物や便の中には多くのウィルスが含まれています。お子さんの吐物処理の後、手洗いなどが不十分で経口感染してしまいます。十分に消毒し、またよく手を洗うことが大切です。通常症状(嘔吐、下痢、熱)がひどいのは1-2日で徐々に回復していきます。お正月には良くなっていると思います。

 今年一年間を振り返り、スタッフ間の連携が一層スムースとなり、夏の特定検診・基礎検診、秋のインフルエンザワクチン接種とも受診数は増加していますが待ち時間はむしろ少なくなっていると思います。私の考えなのですが、検診もワクチンも受けたい時にいつでも受けて頂けるよう予約なしで受け付けしております。しかし9月の末の検診期間最後となりますと多くの方が受診され、やはり待ち時間は長くなってしまいます。検診は6月や7月の早めに受診して頂ければと思います。
 またスタッフ2名が宮城糖尿病療養指導士の資格を得て2年目となりました。糖尿病での初診患者さんの問診などを担当しておりますが、今後は再来患者さんでコントロール不良な方の生活指導等を担当できるようにと考えております。

 昨年から朝日新聞の地域版、「アサヒメイト」さんにこのブログの「副交感神経のお話」、「幸せホルモン・セロトニンのお話」を掲載させて頂いておりました。拙い内容で恐縮ですが、「副交感神経を上げて、セロトニンを増やすとこんなに調子がいいものか」、と私自身実感しております。日常生活の中でちょっとした事、例えば深呼吸、ゆっくり動く、いい香り、いい音楽、太陽の光を浴びる、リズム運動、グルーミング等、を取り入れるだけでかなり体調が良くなると思います。今後の掲載は未定ですが、健康を維持できるちょっとした工夫等、引き続きこのブログに記載していければと思っております。

 それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。
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インフルエンザの患者さんが急増しています。

 11月末からインフルエンザの患者さんが急増しています。仙台市感染症情報では11月25日から12月1日までの青葉区定点医療機関でのインフルエンザ患者数は総数227人、1医療機関あたり20人と注意報レベルを超えています。12月に入り更に患者数は増えていると思われます。
 インフルエンザの予防にはワクチンの接種が大切です。ワクチンの予防効果は100%ではありませんが、ワクチン接種により個人の発症や症状悪化のみならず地域全体での入院率や死亡率を減らすと考えられています。ワクチン接種後、抗体ができて効果が現れるまでに約2週間とされています。ですから今今の予防効果は期待できませんが、今後の更なる流行には効果が期待できます。まだ接種されていない方は早めの接種をお勧めします。
 その他部屋の加湿も大切です。インフルエンザは高温多湿の環境で生存率が低いといわれています。また寒い状況では私達の免疫力も低下しますし、乾燥すると喉や気管の粘膜もやられ易くなってしまいます。
 うがい、手洗いも基本ですが、うがいに関しては明らかな予防効果のエビデンスがなく最近はあまり積極的には勧められなくなってきました。しかし人混みからの帰宅時や、咳をしてる人に接した後にうがいをするのはいいと思います。うがい以上に大切なのは手洗いで、実はインフルエンザは接触感染も多いといわれています。帰宅時、食事前には十分な手洗いをお勧めします。
 規則正しい生活リズム、十分な栄養と睡眠も心掛けて下さい。
 いい体調でクリスマスを迎えられればと思います。

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