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嗅覚低下は認知症初期の指標となる?

 先日、日本アロマテラピー学会の基礎セミナー講習を受けてきました。日本アロマテラピー学会は、医師、看護師、薬剤師等医療関係の有資格者や大学の研究者で組織された学会です。日本におけるアロマテラピーのエビデンス確立を目指し、医療の分野でのアロマテラピー普及を目的としています。
 講習の講師の塩田清二先生、神保大樹先生は学会の重鎮で、講義内容は資料利用概論や解剖学といったものでしたが、本来の研究テーマはfMRIを用いた嗅覚機能の評価や嗅覚とストレス緩和、自律神経調節作用などで、鳥取大学の浦上克哉先生と並んで認知症と嗅覚機能、認知症とアロマテラピーに関しての第一人者です。脳の神経は再生しないものとされてきましたが、例外として鼻腔の嗅細胞や海馬の細胞などは神経細胞でありながら再生することがわかりました。ある種のアロマオイルの芳香浴で嗅神経を刺激すると海馬や大脳辺縁系も刺激され認知症の進行が抑制されると期待されています。それでは嗅覚能を評価することにより、現在や将来の認知症を評価、予測できるものなのでしょうか?認知症の評価として現在は長谷川式やミニメンタルステート検査を行うことが一般的かと思います。同じように外来で短時間でできる嗅覚機能検査があれば利用したいと思って調べてみましたが確立されたものはみつかりませんでした。もう少し調べてみたいと思います。

 先日、日本アロマ環境協会のアロマテラピーアドバイザー資格を得ることができました。今はあくまで自分の趣味の範囲ですが、いずれは少しでも役に立てればと思います。
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