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インフルエンザ警報が発令されました。

 宮城県で先月31日、インフルエンザ警報が発令されました。

 1月21日~27日までの県全体の指定医療機関の平均患者数が30.65人と、
警報発令基準の30人を超えたため警報が発令されました。

 当院でも今週に入り先週に比べ患者数は倍増しています。
今後更に注意が必要と思われます。

 
 インフルエンザを診療していて感じたことなどをいくつか。

#インフルエンザ迅速診断キットは万能ではないこと
#抗インフルエンザ薬は基本的に発症48時間以内の使用開始であること
#本来インフルエンザはウィルス性疾患で自然治癒するものであること
をご理解頂きたいと思います。

●発症直後にはインフルエンザ迅速診断キット(鼻の奥に綿棒を入れて検体をとる例の検査です)
が陽性にでないことが多々あります。一般的には発症(症状が出現してから)12時間以内では
でないことも多いとされています。
●但し症状がでた方はとても具合が悪く、またインフルエンザも心配ですのですぐ来院されます。
検査をするとやはり発症間もないためか(数時間後)陰性です。
このような時、二つの選択肢があります。
 ○とりあえず解熱剤を飲んで頂き、明日再検査。
 ○臨床的にインフルエンザと診断して抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)を開始。

 インフルエンザ迅速診断キットの感度は良好ですが、あくまで補助的なものと考えます。
流行期に突然、倦怠感、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱があれば、身体所見とあわせて総合的に
インフルエンザと診断することに問題はありません。むしろ検査は不要かもしれません。
もちろん、患者さんの話をよく聞き、きちんと診察する必要があります。
問診票には記載がなくともよく聞くと嘔吐や下痢が頻回であったという方もいます。
このような方は嘔吐下痢症が考えられます。但しインフルエンザでも嘔気を訴えられる方がおりますが。
また扁桃が腫れ、白苔が著明の方もおられました。このような方は化膿性扁桃炎と考えられます。
問診、診察の結果インフルエンザに矛盾しなければ検査が陰性でもインフルエンザと診断し治療を開始します。
もちろん患者さんによくお話ししてご了解頂いた上で。

 数日前別の病院でインフルエンザ陰性といわれたが熱が下がらないと来院された方が数名おりました。
結果はインフルエンザ陽性でしたがすでに発症4日程度たっており、対症的に様子をみて頂きました。
 抗インフルエンザ薬はインフルエンザの増殖を抑え有熱期間を短くするお薬で、決してウィルス
を消滅させる薬ではありません。早い時期に使用するに越したことはありませんが、使用しなくても
少し熱は長引きますがいづれ回復していきます。

 このようにインフルエンザが流行すると我々医師がすることは
ワンパターン(検査陽性で抗インフルエンザ薬開始)なようで、実際はさまざまな
患者さんがおられ、決して簡単なことではありません。

 いづれかからないに越したことはありませんので十分予防を心掛けてください。
もし怪しい症状(急なだるさ、筋肉関節痛、頭痛発熱、咳など)が出たら
少し様子をみてから早めに(タイミング難しいですが)ご来院下さい。


 
 今週は天候が回復し基礎工事も少し進みました。
生コンは生もののようで一回機会を逃すと次に手にはいるまで時間がかかるようです。

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