身体を温めるアロマオイル。
立春を過ぎてだいぶ日が長くなってきました。陽の光にも少し春を感じる日もありますが、まだまだ朝夕は気温が低く寒い日が続きます。こんな寒い日に身体を温めてくれるアロマオイルはあるのでしょうか。
一般的に自律神経には身体をプラス方向に働かせる交感神経と、マイナス方向に働かせる副交感神経がバランスをとって私達の身体を調節してくれています。交感神経が緊張すると末梢の血管が収縮し手足は冷たくなります。これは同時に手足を犠牲にして大切な内臓の血流を保つ意味もあります。逆に副交感神経が緊張すると血管が拡張し血流がよくなります。
芳香浴(アロマオイルの香りを嗅ぐ)により副交感神経が刺激されると血管が拡張し身体が温まる方向に働くと思いますが、これですぐに体が温まるという訳にはいきません。
身体を温めるためには沐浴(浴槽にアロマオイル5滴を入れる)、手浴や足浴(手足をアロマオイルを3滴入れたお湯につかる)やトリートメント(トリートメントオイルを皮膚から)が適しています。
ジンジャー、ローズマリー、ブラックペッパー等の加温効果はよく知られていますが、身近な所では柑橘系のオレンジ、レモン、グレープフルーツ等も血管拡張、血流増加作用を持つリモネンを多く含んでおり加温効果が期待できると思います。
トリートメントオイルは皮膚から直接吸収され、皮膚の血管に入り作用します。本来は自分の好みのトリートメントオイルを作れればいいのですがラベンダーやグレープフルーツのトリートメントオイルが販売されているので試してみてはいかがでしょうか。
