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フィトンチッドとアロマは異なるものか?

 先日テレビでフィトンチッドに関する内容の番組がありました。
 フィトンチッドとは樹木などが発散する化学物質で、樹木が傷つけられた際に放出さる揮発物質です。植物を傷つけるとその周囲の細菌などが死ぬという現象が発見され、植物が周囲に殺菌力を持つ何らかの揮発物質を放出した為と考えられました。その後研究が進み、動くことができない樹木が有害な微生物や昆虫等から身を守る為に自身で作り出す物質であることが分かってきました。特に針葉樹から発散されるフィトンチッドは自律神経調節、免疫能賦活などの効果が期待され、森林浴の効能の主要因となっています。
 それではフィトンチッドとアロマオイルはどのような関係でしょうか?
 フィトンチッドは樹木の葉や幹から発散される揮発物質で広い意味では植物の二次代謝産物となります。そしてその主成分はテルペン類です。一方樹木系エッセンシャルオイルの主成分であるαピネンはテルペン類のモノテルペン類に属します。要するにフィトンチッドとエッセンシャルオイルは大きくは植物の二次代謝産物で同じものと考えていいようです。但しフィトンチッドは生きている樹木自身が発するもので、エッセンシャルオイルは高濃度に濃縮されたもの、との理解でいいと思います。
 森林浴の健康に対する効果は多く研究されています。自律神経のバランスを整えることにより(交感神経抑制、副交感神経亢進)、リラックス効果や血圧低下効果が期待できます。脳内α波増加による鎮静、リフレッシュ効果。またNK細胞活性を上昇させる、すなわち免疫能亢進作用も注目されています。森林浴が難しければ針葉樹系のエッセンシャルオイル(ヒノキ、ヒバ、ユーカリ、サイプレス、シダーウッド、フランキンセンス等)でも理論的には同様の効果が期待できると思います。しかし自然の森林浴と比べるとエッセンシャルオイルはかなり濃縮されていますし、またこれらのオイルは好みも分かれるところですから使用量、使用方法には注意が必要と考えます。

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