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安らぎのホルモン「オキシトシン」を増やす方法-2

 オキシトシンは脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで、出産時の子宮収縮作用や授乳時の乳汁分泌作用が知られています。しかし最近はそれ以外に、ストレス緩和、不安軽減、痛みの閾値上昇(痛みに強くなる)、他者との結びつきの増強、好奇心向上、学習力向上、免疫システムの増強なと様々な作用があることがわかってきました。最近はこの落ち着いていて安らいだ気持ちや他者との結びつきを感じること等から「安らぎと結びつきのホルモン」と呼ばれることもあります。
 それでは私達が日常生活でオキシトシンを少しでも増やすにはどうしたらよいのでしょうか?一番は肌と肌の触れ合い、すなわち「スキンシップ」です。そしてイヌとの生活がオキシトシンを増やすことが分かっています。
 イヌを飼って一緒に生活している人は飼っていない人に比べて一般的に健康であるという多くの論文があるそうです。イヌは人間に有益な効果があるので医療の分野でも使用されるようになってきました。こども病院や高齢者施設でのセラピー犬についてテレビ番組などで放送されることが多くなったと思います。
 イヌと一緒にいること、イヌと触れ合うこと(イヌを撫でるとイヌは気持ちよさそうにしますが実は撫でている人のほうも気持ちよくなります)、そして互いを分かりあうことでオキシトシンが分泌されます。少量の分泌でも長期間持続するため健康促進効果をもたらすと考えられています。しかしネコではこのような効果は認められないようです。これはネコは人からやや離れた所にいることが多く、イヌほど人と密接な関係には至らないからのようです。(ジャステイン・モベリ著:「オキシトシンが作る絆社会」から)
 諸事情がありますから「是非イヌを飼って」とはいえませんがなるほどなと思います。

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