オキシトシンとアロマセラピー
先日、日本アロマセラピー学会がWEB開催で行われました。その中に幾つか興味ある講演がありました。
「手の治癒力-オキシトシンとアロマセラピー」という桜美林大学の山口創先生の講演です。
オキシトシンは子宮収縮、乳汁分泌のホルモンですが、最近は信頼関係増強、ストレス低下、疼痛軽減、免疫増強、脂肪代謝亢進など心身の健康を増進させる効果があることも明らかになってきました。
今回の講演でオキシトシンは寿命を延ばす可能性があるという研究が紹介されました。オキシトシン濃度と染色体にある命の回数券ともいえるテロメアに関するものです。1匹で生活するマウスと共同生活をするマウスのテロメアとオキシトシン濃度を調べると、共同生活をしている雌のラットでオキシトシン濃度の上昇とテロメアが長いということが確認されました。社会的生活がオキシトシンを上昇させ、ストレス反応を軽減し寿命が延びるのではという考察です。
またアロマセラピー(芳香浴ではなくアロママッサージ)を受けている人とアロマセラピーを施している人(アロマセラピスト)のオキシトシン濃度を測定した研究も報告されました。受けている人より施している人の方がオキシトシン濃度が高いという結果でした。受けている人も気持ちがいいと思いますが施している人は受けている人のことを考えて施術しているからではないかとの考察でした。すなわち他人の為に他人のことを考えて行っているからということになります。
ラベンダーオイルを使用した臨床研究の紹介もありました。ラベンダーオイル(芳香浴)使用群でより人を信頼する傾向が認められたという報告です。動物実験でもラベンダーはオキシトシン神経を活性化させると言われています。ラベンダーによりオキシトシンが上昇し、人と人との信頼関係が増強したということと思います。
オキシトシンを増やす為に最も必要なことはスキンシップ、肌と肌の触れ合いです。しかしこのコロナ禍で難しくなっています。しかしスキンシップ以外にもオキシトシンを増やす方法があります。それは運動です。運動により筋肉や関節に存在する感覚神経が活性化されオキシトシンを放出するといわれています。また一定のリズムで体を動かすリズム運動は幸せホルモン・セロトニンも増強させます。
今週は寒くなり雪の日があるようです。陽の照っている日はウォーキング、寒い日は室内で軽い運動を心掛けて下さい。

「手の治癒力-オキシトシンとアロマセラピー」という桜美林大学の山口創先生の講演です。
オキシトシンは子宮収縮、乳汁分泌のホルモンですが、最近は信頼関係増強、ストレス低下、疼痛軽減、免疫増強、脂肪代謝亢進など心身の健康を増進させる効果があることも明らかになってきました。
今回の講演でオキシトシンは寿命を延ばす可能性があるという研究が紹介されました。オキシトシン濃度と染色体にある命の回数券ともいえるテロメアに関するものです。1匹で生活するマウスと共同生活をするマウスのテロメアとオキシトシン濃度を調べると、共同生活をしている雌のラットでオキシトシン濃度の上昇とテロメアが長いということが確認されました。社会的生活がオキシトシンを上昇させ、ストレス反応を軽減し寿命が延びるのではという考察です。
またアロマセラピー(芳香浴ではなくアロママッサージ)を受けている人とアロマセラピーを施している人(アロマセラピスト)のオキシトシン濃度を測定した研究も報告されました。受けている人より施している人の方がオキシトシン濃度が高いという結果でした。受けている人も気持ちがいいと思いますが施している人は受けている人のことを考えて施術しているからではないかとの考察でした。すなわち他人の為に他人のことを考えて行っているからということになります。
ラベンダーオイルを使用した臨床研究の紹介もありました。ラベンダーオイル(芳香浴)使用群でより人を信頼する傾向が認められたという報告です。動物実験でもラベンダーはオキシトシン神経を活性化させると言われています。ラベンダーによりオキシトシンが上昇し、人と人との信頼関係が増強したということと思います。
オキシトシンを増やす為に最も必要なことはスキンシップ、肌と肌の触れ合いです。しかしこのコロナ禍で難しくなっています。しかしスキンシップ以外にもオキシトシンを増やす方法があります。それは運動です。運動により筋肉や関節に存在する感覚神経が活性化されオキシトシンを放出するといわれています。また一定のリズムで体を動かすリズム運動は幸せホルモン・セロトニンも増強させます。
今週は寒くなり雪の日があるようです。陽の照っている日はウォーキング、寒い日は室内で軽い運動を心掛けて下さい。
