血圧の季節変動(年内変動)。
夏になると家庭血圧が下がり、降圧剤を減らせる、或いは減量できるという方は多くみられます。
血圧には1日の内での変動(日内変動)と同様、1年の中での変動(年内変動)もみられます。もっと細かく言えば週内変動、月内変動も人によってはみられることがあります。
一言でいえば冬は寒冷刺激で血管が収縮し血圧が上がります。夏は暑い為、血管が広がり、また汗をかき相対的に血管の中のボリュームが減り血圧が下がる、と言えると思います。但し血圧は様々な因子の影響を受けていますので気温はその一部でしかありません。高齢の方は年内変動が比較的はっきりしてる方が多く、若い方はあまり目立たないことが多い印象です。また肥満傾向の方は痩せている方に比べ年内変動は目立ちません。この辺はいくつかの文献と一致しています。
暑くなり家庭血圧が下がってきていれば、お薬を減らしていきます。高齢の方、合併症のない方は必要以上に下げる必要はありません。但し糖尿病、慢性腎臓病、脳血管心血管の病気をされている方等はしっかりと血圧を下げておく必要があります。正しく測定された家庭血圧は多くの情報を教えてくれます。どの様な因子が血圧に影響を与えているか考えながら血圧手帳を拝見しています。どの因子の影響が大きいかは血圧のお薬を選ぶ際にとても参考になります。

血圧には1日の内での変動(日内変動)と同様、1年の中での変動(年内変動)もみられます。もっと細かく言えば週内変動、月内変動も人によってはみられることがあります。
一言でいえば冬は寒冷刺激で血管が収縮し血圧が上がります。夏は暑い為、血管が広がり、また汗をかき相対的に血管の中のボリュームが減り血圧が下がる、と言えると思います。但し血圧は様々な因子の影響を受けていますので気温はその一部でしかありません。高齢の方は年内変動が比較的はっきりしてる方が多く、若い方はあまり目立たないことが多い印象です。また肥満傾向の方は痩せている方に比べ年内変動は目立ちません。この辺はいくつかの文献と一致しています。
暑くなり家庭血圧が下がってきていれば、お薬を減らしていきます。高齢の方、合併症のない方は必要以上に下げる必要はありません。但し糖尿病、慢性腎臓病、脳血管心血管の病気をされている方等はしっかりと血圧を下げておく必要があります。正しく測定された家庭血圧は多くの情報を教えてくれます。どの様な因子が血圧に影響を与えているか考えながら血圧手帳を拝見しています。どの因子の影響が大きいかは血圧のお薬を選ぶ際にとても参考になります。
