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下の血圧(拡張期血圧)が下がりにくい場合。

 家庭血圧を記録してみると、上の血圧はそんなに高くないが下の血圧が高い、或いは血圧のお薬を飲んでいるが下の血圧が下がりにくい、という方は多くみられます。
 上の血圧は収縮期血圧といい、これは心臓が収縮した時の血圧、下の血圧は心臓が拡張した時の動脈圧のことです。太い動脈が硬くなると(イメージとして鉄管)収縮期血圧が上がりますが、拡張期血圧は下がります。高齢の方の多くはこのタイプの高血圧です。逆に若い高血圧の方は太い動脈がまだ固くはなっておらず(イメージとして柔らかいゴムホース)拡張期に血管が血液を貯めこみ圧が下がりずらくなります。血圧の調節メカニズムは複雑ですので他にも多くの因子が絡みますが、大まかにはこの考えでいいと思います。
 若い高血圧の方で収縮期血圧がほぼ135mmHg以下にコントロールされていれば、拡張期血圧が90-100mmHg程度でもそんなに心配することはありません。また拡張期血圧は診察室の水銀血圧計と家庭血圧計では差がみられることも知られています。不明な点はご相談下さい。運動、減量、減塩は拡張期高血圧にも有効ですので継続して下さい。
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